鹿児島県南九州市 『知覧特攻平和会館』 へ 後編

会館で「語り部」とおっしゃる方が

めっちゃ熱血で、特攻隊員の方々のことを

お話しされておられました。

その方曰く、特攻隊になった人でも、奇跡なのか

運命のいたずらか・・・途中で引き返した人や

玉砕する前に、どこかで墜落したりして

生きて帰って来た人が300人くらいおられるそうです。

で、帰って来た人に話しを聞かれますと、

特攻の日が決まり、遺書を書く時点でまず死を覚悟され、

その次に、飛行機に乗る瞬間(地面から足が離れる瞬間)に

また死を覚悟して、そして薩摩半島のさきっちょにある

右上の山「開聞岳(かいもん だけ)」が飛行機から見えなくなった瞬間

最後に死を覚悟されるのだそうです。

私はその話しを聞いたもんですから、

会館から指宿市に行くまでの間、開聞岳を見る度に

熱いものがこみ上げてきます。

「彼らは、どんな気持ちでこの開聞岳を見ていたのだろう?」

・・・

なんかいろんな開聞岳を写真で撮ってますと

かなりいい写真が撮れました!

開聞岳に光が差していたり、

開聞岳を中心に大きな輪がうっすら描かれていたり・・・。

これは東シナ海と開聞岳です。

ちょうど雲間から光が差していました。

現代を生きる私たちは、この海の先に

沖縄や台湾があると思っていますが、

彼らにとっては「あの世」があったんですよね。

さきほどの写真からちょっろ南にカメラを

向けてみました。

太陽のある方向です。

なんか、大きな光るホトケサマが登場したような感じです。

彼らの亡骸は、今も確実に、この海のどこかにあって

そして彼らの魂は、永遠にこの海と空と共に

私たち日本人の中に生き続けるでしょう。

で、いつまでも私たちを見守ってくれているんです。

私はそう感じました。

ま、ホンマは死んでオシマイ!なんかも知れませんが、

私は魂(精神)は永久になくならないと解釈した方が

人生楽しいので、そう思うようにしています(笑)。

彼らは、今の私たち、あの激戦の時代を生き抜いた人たちの代わりに

自ら喜んで玉砕という役割を選んでくれたんです。

そんな役割を担った方々がいるからこそ、

その方々のためにも・・・一緒に・・・生きいこうと思えたんだと思います。

言葉では表現できない、彼らに対する、謝罪と感謝。

それに応える為には、毎日、命を無駄にしないで

命かけて、そして命ある限り、

彼らのように清く生き続けるしかない。

やっぱりそれしか、結論が見つからない。

・・・今の時代、まだ生きれるのに、自らで死を選ぶ人が

年間3万人以上、この日本でおられます。

そんな人に、死ぬ前に、知覧特攻平和会館に是非とも

行っていただきたい。

行けば、そんな気しないですし、ある命を最大限活かそう!

という想いがふつふつと溢れてきます。

また、自分自身に自信がない、自分の人生の舵取りが

分からない・・・また、人生最大の苦難に直面している・・・

そんな自分探し真っ只中の人たちにも行っていただきたい。

自分はなんて、ちっぽけなことで悩んでたんや・・・

命取られる訳じゃないし・・・って思えてくる。

知覧特攻平和会館は、戦争礼讃施設でも、

右翼でも左翼でも、上でも下でもない。

ただ、静かに、そして信念を持って、“平和の大切さ”を

淡々と、そして着実に訴え続けているフラットで

いたってシンプルな場所。

どうも人間というものは、物事を自分の都合で

歪めて、いいように『色』に染めて捉えてしまう傾向にある。

それが勝手に上下右左などど決め、

いつのまにか、それがあたかもそうであるようになってしまう。

本当に人間の思い込みって恐ろしい。

“平和の大切さ”って、さらっと書きましたが、

平和って、東シナ海や尖閣諸島、沖縄あたりにある印象がありますが

実は、それら国家・外交レベルのものだけでなくって

身近なところにも平和・戦争って確実に存在します。

このことが、私もなかなか完全に分かっていないのですが、

国家レベルでは「平和が大切、一番!」って言っているのに、

身近な人たちの不平不満を言って、自分が最も正しいって

いいふらしている有様・・・。

この矛盾を、私自身も、なんとか解消したいなぁ・・・(涙)。

ま、それはボチボチがんばりますヮ〜!

ってことで、歴史教育も今回はこれで、終了〜っ(%笑う女%)(%ハート%)

余談:
今、ホテルでブログを更新しているのですが、
たまたまテレビつけてましたら、
「ゴールデン サークル」http://www.goldencircle.jp/という
いろんなアーティストが集まったグループのコンサートを放送してました。

その主宰である、寺岡呼人さんが最後、
「これからの世の中は、『規模』ではなく『価値観』を大切にする時代」。と
おっしゃられていました。

『規模』とは「俺はあいつよりも●●が勝っている」
「私は○○さんと同じ、××が好き」ではなくって
自分自身のオリジナリティー・・・人がどうこうではなくって
まず自分自身何が好きで大切か?だ!とおっしゃられていました。

やっぱり時代は、こっちに流れてますねぇ〜(%笑う女%)(%ハート%)

なんか知覧ネタとシンクロして感動でした!
早速明日、CD屋さん探して「ゴールデン サークル」のCD買お〜っとっ(%ニヤ女%)(%ニヤ女%)(%ニヤ女%)(%ニヤ女%)