空には壁がない−焼却されるごみから、私たちの環境を考える

 皆様、新年おめでとうございます。年末年始、関東地方はいい天気に恵まれ、箱根駅伝も好記録の続出でした。けれども日本海側、とりわけ山陰や北九州は大雪でご苦労された方も多かったのではないかと思います。

 年末年始休んでいたブログを再開します。今日の案内は、府中・生活者ネットワーク新春学習会です。講師の池田こみちさんは私(伊藤)も話をうかがったことのない方です。ただし私は残念ながら別の研究会(公共福祉研究会)でレポートしなければなりませんので、参加できません。ごみ問題や環境問題に関心のある方、ぜひご参加下さい。

<開催趣旨> 
 稲城市にある「多摩川衛生組合」が、水銀などの重金属を含む乾電池、蛍光管を「実験」と称して燃やしていたことが、生活者ネットワークの調査活動から発覚しました。管理者であった稲城市長は辞任し、衛生組合の管理体制の見直しがされました。
 しかし、重金属を含むものを燃やすことによる環境への影響は、あまり問題にされていません。なかでも水銀は、2005年にWTO(世界保健機構)で「微量でも危険」とされ、世界的な監視が必要とされています。日本は「水俣病」で最初に水銀汚染を経験した国でありながら、水銀を含むものへの規制や監視がほとんどありません。
 多摩川衛生組合で日常的に燃やされるごみにも「水銀」などの重金属を含むものもあり、焼却により大気へと放出され、長期間浮遊します。『早急に対策をとらなくては、次世代を担う子どもたちへの影響も考えられる』と、環境総合研究所の池田こみちさんはいいます。一緒に私たちの暮らし、環境を考えましょう。

■ 日時:2011年1月15日(土) 14時〜16時
■ 場所:ルミエール府中 第1・2会議室
■ 講師:池田こみちさん(㈱環境総合研究所副所長)
■ 資料代:100円
■ 主催・問合せ:府中・生活者ネットワーク 042-360-4443
 お子様ずれで参加される方で保育が必要な方は、事前にご連絡下さい。