子どもの問題行動には貧困が影を落とすが
高度経済成長を経た現代日本で
両者をつなぐ視点は薄まるばかりだ
法政大大学院の岩田美香教授(教育福祉論)は
1977年の「犯罪白書」が「少年非行の普遍化」を指摘して以来
原因を情緒発達など個人の資質に求めがちだと指摘する
貧困家庭の育児について
「金銭的困窮だけでなく、親の時間的な余裕のなさが
家族の孤立を招く」点に着目
病気や飲酒問題を抱える親もおり、子の世話が不十分になったり
親子関係がこじれたりしやすいことから
学校がソーシャルワーカーの活用などで
「家族の背景にまで目配りする」ことが必要だと訴える
・・・・・・子どもは生まれてから一人だけで生きているのではなく
家庭や家族の影響を抜きには考えられないわけです
一人の子どもを理解するためには表に現れた行動面だけでなく
もっと視点を掘り下げてその子の環境まで
理解することが大切だと思います・・・・・・
<雲南桜草が咲きました>