調和の庭 持続のヒント

ハルト・バントンダより
(竜安寺石庭の研究でも知られ理想のコケ庭造りに取り組む
京都市内の古民家で暮らす南アフリカ出身の大学教授。)

古いは価値か?
京都でも金もうけのため古い家や緑の空間が姿を消している
お金には換算できないが次世代の財産にもなる環境や文化
価値が壊されるなんて、もったいない

家も使い捨て?
商売にはいい方法。だが使い捨てを続けるうちに
人まで使い捨てられるようになる

持続可能な自然や社会をどうつくる?
成長の意識を変えること
車を1台から3台に増やした人に拍手していては地球がつぶれる
本当の成長はテクノロジーのレベルと教育のレベルが上がることだ

理想の庭園は?
複雑な自然だ。養分や水、土をいっさい無駄にせず
さまざまな植物が共存するイメージ
長い草、短い草、底にはコケというふうに
どんな空間にも何かがある庭にしたい

人間の世界にもあてはまりそう?
目的のため他者はお構いなし、という人もいる
植物で例えると1種類だけが光と水を独占して上に伸びると
他の種類は絶滅してしまう。これは美しくない
他者を想像し調和させていく。庭に人間関係や生き方を教わった

・・・・・・遠い国から来た人が見直す日本の文化を、生まれた時からこの国にいる
私たちがよく理解してないのも、もったいないですね
使い捨てに慣れることは私達の価値観が変わってしまうことなんですね・・・・・

<からたちばなも赤い実がなります>