台東区元浅草の日の出湯に入って、上野駅から急行能登に乗ってきました。

日の出湯は、上野駅から浅草に向かって、稲荷町の交差点を越えて少し行って一筋裏へ入ったところにあります。ビルの銭湯で、玄関を入るとフロント、男湯はすぐ横の扉、女湯は二階にあります。脱衣場はあまり特徴はありませんが、浴室の配置はかなり変わっています。浴室が奥へ向かって細長く、その中央にやはり細長い浴槽が二つ直列にあって、両サイドにカランが並んでいます。二階の位置をずらしてあるようで、奥の方は二階分のスペースがあって天井がずいぶん高くなっています。この銭湯のウリは脱衣場寄りの木の浴槽です。古代桧ということで、木の浴槽は感触がいいですね。
日の出湯 台東区元浅草2−10−5 15:00〜24:15 水曜お休み 銀座線稲荷町からすぐ、上野駅からも15分ほど

あんなにたくさんあった上野発の夜行列車も定期列車は北海道に行く北斗星号、秋田・青森へのあけぼの号と2本の特急列車だけになり、手軽には乗れなくなりました。盆暮れには仕事を終えて夜行列車で帰省する同僚を上野駅に送っていくなんてこともあったのですが。そのころは13番ホームから20番ホームまで東北、常磐線の夜行列車(常磐線経由青森行き「十和田」だけでも7本も!)と酒盛りをしながら列車を待つお客さんで埋まり、高架ホームにも上信越線。それでもお客さんがホームにあふれるので、特に混雑する急行津軽など奥羽線の急行は品川駅の臨時ホーム発に変更です。

あまりに混んで座れないため、座席取りといったひどい商売も横行していました。どうするかというと、行き止まり式の上野駅の地上ホームへは、車両基地から機関車が最後尾について客車を押してきます。機関士からは前がよく見えないのでゆっくりゆっくりホームに列車が入って来ると、列に並んでいる人を尻目に駆け寄って、手動扉を開け、まだ動いている列車に飛び乗って席を取ってしまいます。その席をなにがしかのお金で座れなかった人に売るのでしょう。

そんな情景を思い出しながら久しぶりに臨時急行能登号金沢行きに乗ってきました。週末だけ運転の能登号は乗車率50%ほど、空いていました。座席は以前よりはずいぶん良くなったのですがそれでも朝は腰が痛いです。