あけましておめでとうございます。
さて、京都では1月22日から文化財マネージャー育成講座(建造物)の第3期目が開講になります。
一足早く、1月9日から名古屋市では「名古屋歴史的建造物保存活用推進員養成講座」(愛称:なごや歴まちびと養成講座)が始まりました。
この講座は名古屋市にある身近な歴史的建造物の保存活用の担い手となる人材を養成する目的で延べ60時間、11日間の育成講座を行うものです。実施主体は景観整備機構でもある(財)名古屋都市整備公社です。
公社からの依頼で初日の2番目に古材文化の会から事務局長の白石が「歴史的建造物保存活用と環境保全」というテーマで講義を行いました。
講座が始まったとの事で中日新聞が取材に来て、別添の記事が10日付で報道されました。
この名古屋市の講座は自前で開催していますが、これ以外にも同様な講座が22年度から文化庁の補助事業を活用し、「歴史的建造物の保全・活用による地域の活性化事業」の名前で、千葉県、静岡県、三重県、奈良県、鳥取県、大分県の6つ県の建築士会を事業主体に取り組まれています。
このように身近な歴史的文化財の保存・活用の取組が全国で広がって来ました。人材育成の先進事例としてNPO法人古材文化の会の活マネの皆さんの活動に注目が集まることが考えられます。いよいよ2月26日の第3回「活マネ祭り」を内容のあるものとして成功させなければとつい事務局の肩にも力が入ります。
本年もよろしくお願いします。(白)