いのちの不思議とオリジナル曲「見守っていてね」

こんばんは!!週末はいかがお過ごしですか?
東京は、日差しの穏やかさに、春の気配を感じる一日でした。あなたの地域はいかがでしたか?
昨日は2つの花をつけた桜の枝の思い出を書きました。もしかしたら生まれなかったかもしれない花たちを想うと、私自身も生まれなかったかもしれない、運命の分かれ道があったことを思い出します。
以前のブログでオリジナル曲「見守っていてね」の歌詞を2番までご紹介しましたが、この曲の2番は、母の若い頃の実話をもとに描いたものです。そしてこの歌詞にある「橋」というのは、宮城県仙台市の八木山橋のことなのです。
辛い生活に耐えきれなくなった母は、50年以上前のある日、乳飲み子をおんぶして八木山橋まで行き、橋の欄干を乗り越えようとしました。その時、背中の息子が急に激しく泣き出して、母は我に返り、「飛び発つ」ことを思いとどまりました。母は、そのとき以来、生まれ変わったつもりでやり直すことを決意して、身を粉にして働きました。背中で急に泣き出した乳飲み子は私の兄です。私が生まれる2年前の出来事でした。
「細い 細い橋の上から 飛び発てたら
遠い国のあなたに も一度会えるかしら
そんな風に 諦めたこと 何度もあったけど
いつも遠くから 見守ってくれる
あなたのぬくもり 感じているから
花が ほら 咲いた」

人のいのちも、花のいのちも、それを守ろうとする何か大きな力が働いて、こうして今あるのだと思います。この曲を演奏するたびに、あの時、乳飲み子だった兄を泣かせて母を思いとどまらせてくれた大きな愛に、感謝せずにはいられません。
今日もこうしてブログを書くことができて、それをあなたが読んでくださっていることに、いのちの不思議を感じます。
今日も良い一日でした。あたなもどうぞ良い夢をみてくださいね。
では、おやすみなさい☆☆