ニート・フリーター・ひきこもりを考える若者支援セミナー第3弾「ウチの子働けるかしら」が、宮本みち子先生（放送大学教授）を講師に、品川区中小企業センターで開催されました。
参加者は70名を超え、ほぼ満席となり、熱気あふれるセミナーとなりました。宮本先生からは、日本の若者支援の歴史的・社会的背景や、さまざまな調査結果をもとにした若者問題のリアルな実態、「子ども・若者育成支援推進法」の制定と具体的な政策など、わかりやすく解説していただきました。
また、今後の若者支援の展望として、包括的・横断的・継続的な支援体制が必要であることを強調されていました。NIREでも、地域の若者たちが、行きつ戻りつしながらも「社会」とつながることができるよう、サポートしていきたいと思います。
（参加者の感想より）
「簡単ではないが地道で継続的な取り組みが必要だと思いました。長い間かけて社会が蓄積してきた矛盾がこうした所に噴き出ているのだと思います。それだけじっくりと取り組んでいかないと、解決できない深刻な問題だと捉え直す機会になりました。」
「宮本先生の『どこかでつまずいても、やり直しのきく世界』という言葉が大変胸に響きました。支援の仕組みが色々あるんだということが良くわかって何だか安心しましたが、更に幅広いサポート体制の構築の必要性を心から感じました。」
