老人と息子の会話〜人生の「かきくけこ」

こんにちは。
今日は、お父さんの子育てコーチング講座でした。
ご夫婦参加もあって みなさん熱心に ワークもしながら
一緒に親子のコミュニケーションを学びあった時間になりました。

さて、数日前のことです。
東京も雪が降りましたが その日のこと。
わが家の息子は 雪景色の写真を撮ろうと 妹の小さいぬいぐるみダッフィー君
を借りて、井の頭公園に撮影に出かけました。(写真→です)

家に帰ってくると 私に こんな話をしてくれました。

「雪が積もったので、喜び勇んで井の頭公園まで自転車を飛ばしてさ、
今回はお供にダッフィー君も。
歩いていく道々には 雪だるまを たくさん発見したよ。

公園の池にかかっている橋のそばに来た時、
ダッフィー君と雪だるまのコラボ写真を撮っててさ、
そうしたら、ひとりのおじいさんが 声をかけてきたんだ。

「その雪だるまは ○ちゃんが作ったんだよ。」って。

知らないおじいさんだけど 何か可愛い人で 
「調子はどう?」なんていう話になっていって
ぼくも 急いでいるわけではないので、暖かいゆずはちみつを買ってから
べんちの隣の座席へ腰を下ろしたんだ。

おじいさんの名前は「山ちゃん」。

それから 1時間近く 話したよ。
山ちゃんは、12年ほど前に建築士から退職して 今は悠々自適な老後を過ごしているそう。
高校を卒業しただけだけど、1級建築士になったんだって。すごいね。

モノづくりって面白いよねという話をしたり、モノづくりも大事だけど
プレゼンテーションこそ仕事に必要だ。
喋りが面白くないと仕事は貰えないんだ。そんな話をしたよ。

喋りの重要性を語るだけあって、ユーモアとウィットに富んだ会話ばかり。
下ネタも全開なのに、紳士的でいやな感じがしない。
1回話しただけで ファンになってしまった。

そんな山ちゃんの人生訓は、料理のさしすせそならぬ、人生のかきくけこ。

『おかあさん 人生で大切なかきくけこって 何だと思う?』「・・・わからないな〜・・」

か … かんせい (感性)
き … きりょく (気力)
く … くふう (工夫)
け … けんこう (健康)
こ … こい! (恋!来い!鯉!) 最後の鯉は、池にいただけだ(笑)

なんだって。
これがあれば人生楽しくやっていける。たしかにそんな気がするよね。 」
そんな話でした。

なんていい話を聞かせてもらったんでしょう。母は 感謝するばかり。

最後に写真を撮らせてもらったそうですが
「俺、全国デビューしちゃうのかぁ〜」
と喜んでいたそうです。

最後に息子いわく、
「写真ってさ、うまいへたはあるけど、でも そんなの関係なしで
人と人をつないでくれるから 楽しいよね〜。」と 言いました。

本当にそうですね。今日は写真とカメラに有難うの日になりました。
息子が 知らない人とも 長く話ができたことも 嬉しく思ったわたし。

あなたは 何を思いましたか?

家庭の中での 話を聴いてもらう楽しさを感じる体験は 外へ外へと広がります♪
あしたは日曜日。話を じっくり聴いてあげる時間が とれるといいですね。
お子さんの笑顔が いっぱいに広がりますように・・・♪