さくらびレポート287〜廃材アート2011ワークショップ@長野市リフレッシュプラザ

長野市立櫻ヶ岡中学校の中平です。今日は快晴に恵まれ、午後1時から午後4時まで、長野市リフレッシュプラザで開かれている「廃材アート2011」のワークショップに美術部が参加してきました。

この取り組みの学習としての魅力は三つあります。
1つめ:自分の作品を解説して見ていただけること。(見せる)
2つめ:作家の方の作品を鑑賞し、作家さん本人とお話が出来ること。(見る、聞く)
3つめ:ワークショップの参加し、何か作品をつくることができること。(作る)

 生徒たちは初めて出会う方に恐る恐る声をかけ、少しずつお話をしていました。

自分たちの作品に、どんな感想を聞くことが出来たか、というと、
「せんろだ、すごい!」「眼球にしたいなら眼球っぽく、透明なレンズを目の上にかぶせて中のボールをもっと光らせたらどうか」「どのくらい時間かかったの?」「伝えようとするメッセージがすごいね」「新聞にそこまでこだわったなんて知らなかった」「この作品の次を見たいな」

こういったコミュニケーションの場として、この廃材アートという企画は素晴らしいと思いました。

一般の作家さんに直接お話をお聞きしました。

実行委員の中澤さんに、生徒が質問していました。材料や、かかった時間、作品のねらいなど、美術館では聞くことが出来ないお話が楽しいです。

作家と話をした生徒の感想。
「富士山の切りえは一ヶ月かかり、一日に10時間かかった!」「風や川みたいな、自然に流れるものを作りたかった」

自分たちの作品も2ヶ月くらいかかっていますが、実体験とお話を比較して、ますます制作への興味がわいてきているようです。

こんな一時も、楽しいですね!!!

ワークショップでは4つのブースが作られており、いつも満員でした。生徒たちは田中さんの切り絵ワークショップへ行っている生徒が多かったです。表現し、展示し、会場で作る。これが理想的なアート展示の会場ではないかとも思いました。

今日、生徒の感想。
「自分の作品は、形的にはうまくできたと思うけど、作った理由やコンセプトがはっきりしていなくて、うまく説明できなかった。次はそうした部分をはっきりさせるよう深く考えたい。」
「材料を使ったあとの使い道。工夫すれば作品になることがわかった。時間があれば、作品をもう一度作りたいです。いろんなアートがあってすごかった。」
「いろいろなアイデアがあって今まで以上に工夫したいと思いました。」

次に向けてすでにスタートしています!!!