☆アルビレオ☆オリジナル曲の原点〜「二十四の瞳」の小豆島〜

皆様こんばんは!!

先週末はどんな風に過ごされましたか?私は、壺井栄さんの作品「二十四の瞳」の舞台である香川県小豆島を一人で旅してきました。

シーズンオフの島はとても静かで、穏やかで、美しい海と緑の輝きは、心をゆったりと解放させてくれました。

「二十四の瞳 映画村」は懐かしさ溢れる空間で、きっと昭和30年代とそれ以前に生まれた方なら、とても癒される場所なのではと思います。

ここでは「二十四の瞳」が最初に映画化された時の、高峰秀子さん主演の作品が、無料で鑑賞できるようになっています。2時間半の映画を初めてじっくり見て改めて発見したのは、この映画は音楽映画ともいえるほど、音楽がふんだんに使われていてそれが映像とストーリの美しさを際立たせているということです。

映画のストーリーは常に音楽とともに進行しています。特に何度も様々なアレンジで演奏されるのは、「ふるさと」や「アンニ—ローリー」「七つの子」などでした。それ以外には「埴生の宿」「浜辺の歌」「おぼろ月夜」「荒城の月」などの日本歌曲、唱歌といいわれるジャンルの優しい曲ばかりが使われています。讃美歌の「いつくしみ深きともなるイエスは」も大切なテーマ音楽の一つとなっていて、抒情的な音楽の数々が、この物語を一層印象深いものにしてくれています。

しかも、これら挿入歌やバックに流れる曲目は、すべて☆アルビレオ☆のレパートリーでもあることに二重の驚きと喜びを感じました。☆アルビレオ☆が病院や施設などで好んで演奏している日本歌曲上位20曲をあげるとすれば、この「二十四の瞳」で使われている楽曲はすべてその中に入るといえます。

映画「サウンドオブミュージック」も私の好きな映画の一つですが、「二十四の瞳」も、「サウンドオブミュージック」のように、先生と子どもたちが、歌いながら楽しそうに野山を駆け巡っている場面が何箇所もあります。この二つの映画が多くの人々に感動を与えた理由の一つは、映画で使われている、優しさ溢れる音楽と美しい海や山が溶け合って、見る者聴く者の心を潤してくれるからなのでしょう。
そして、作品のメッセージは、平和への強い願いに根差しているからこそ、長い年月を経ても朽ちることのない名作として愛され大切にされているのだと改めて思います。

今回の旅では「小豆島 ホワイトマリーン」という宿にお世話になりました。素晴らしくおいしいお料理を、温かな雰囲気の素敵なホールで、ジャズのBGMを聴きながらいただいたのですが、このペンションは、ちょうど映画「二十四の瞳」の全編を流れる音楽「ふるさと」のように、また帰りたいと感じるような温かな場所でした。

人の心に、「ふるさと」の温もりを蘇らせることのできる音楽を奏でたい。
今回の旅はそんな新たな決意を芽生えさせてくれる出会いに満ちていました。

最後に☆アルビレオ☆のオリジナル曲〜ふるさとの丘〜をアップさせていただきますね。

あなたのふるさとが、心によみがえりますように。

ではお休みなさい。☆☆

「ふるさとの丘」

1.
ふるさとのあの丘に いつか帰ろう
自転車を押しながら 登った道

夕焼けの空を 見上げて
夢を探した あの場所には
あの日の二人 今もきっと

決して忘れはしない 
遠い ふるさとの丘

2.
ふるさとのあの丘に いつか帰ろう
手をつなぎ駆け下りた れんげの道

星降る夜空を 見上げて
夢を誓った あの場所には
あの日の 二人 今もきっと

決して忘れはしない
遠い ふるさとの丘

決して忘れはしない
今も 幸せですか

☆☆