今回のテーマは、ハイチにおける緊急人道支援。
海外事業部緊急人道支援課の坂スタッフがご報告します。
昨年の冬、2010年1月12日に発生したハイチ地震では、22万人が命を奪われ、33万人が負傷し、ハイチ人口の3分の1にあたる300万人が被災しました。うち、約150万人が18歳以下の子どもたちです。
地震発生以前から最貧国の一つであったことや、首都を襲った直下型地震であったこと、地震によって現地の人道支援団体(国連、NGO等)も大きな被害を受けたこと、コレラの感染拡大やハリケーンの発生など、多くの要因が重なり、復興にはまだ多くの時間がかかることが予想されます。
ワールド・ビジョンはハイチにおいて30年以上活動をしています。今回の事態を受け、ワールド・ビジョン・ジャパンでは、地震発生直後からハイチで緊急支援活動を行っており、現在も加藤スタッフ(海外事業部緊急人道支援課)がポルトープランスに駐在しています。
そして、坂スタッフは2010年1月、地震発生直後に調査のために現地入りをしました。
「2010年1月16日、地震発生後5日目に現地入りした僕の目の当たりにしたポルトープランスの街は、まるで爆撃かなにかを受けたような凄惨な状況でした。20万人以上の人がその犠牲となったハイチ大地震から、早いものでもう一年以上が経ちました。その後もハリケーンやコレラ、大統領選挙に伴う混乱など、さまざまな災害・混乱の中で苦しんでいるハイチにも、ゆっくり、少しずつではありますが支援の手が届けられています。」と坂スタッフ。
カフェ当日は、広報担当の蘇畑スタッフが、先月訪れたハイチの様子をお伝えするとともに、坂スタッフが、ワールド・ビジョンが緊急支援をどのように行っているのか、ハイチを例に皆さんにご報告します。ぜひご参加ください!
■ 日時:2011年2月25日(金)19:00〜20:30(18:30開場)
■ 会場:ワールド・ビジョン・ジャパン事務所
JR山手線新大久保駅より徒歩5分/JR総武線大久保駅より徒歩3分
■ 参加費:無料
■ 参加申込:http://worldvision.jp/
★ 国際協力の現場をのぞいてみよう。「事務所ツアー」
「NGOの事務所ってどんな所?」「ワールド・ビジョン・ジャパンでは、どんな人たちが働いているの?」希望者を対象に、ワールド・ビジョン・ジャパンの仕事場をのぞく「事務所ツアー」を行います。ツアーはカフェ開始前に行いますので、参加ご希望の方は10:40頃までに会場にお越しください。
★「マイカップ・マイタンブラー」をご持参ください!
当日はチャイ(インド風紅茶)をご用意しています。ゴミ・経費を減らすために、マイカップやマイタンブラーをお持ちの方はぜひご持参ください!