さくらびレポート299〜気分はちょっとダーク@卒業制作:夢展2011

櫻ヶ岡中学校の中平です。いよいよ3月になりました。登校日数も10日とちょっと。追い込みです。

さて、今日は、3年生「卒業制作:夢」の作品から、ちょっとダークな作品を紹介します。ダークな作品に大人は怪訝そうな反応をします。さわやかなことや明朗なことが青春時代の大切なことであると錯覚しているからです。でも、実際はダークな面があるから明るい面があり、混沌としたカオスがあるから秩序もあるという自然で当然のことなのです。そして、ダークな作品は魅力一杯です。

写真は、「第三次世界大戦」という作品。

画面つくりがうまいですね。遠近感もばっちり。武器の素材感と雲の質感の対比。かわいらしさと凶暴さの同居。

作品名「試作」

紙粘土で全て制作しました。金属の感じと、不気味な重量感がよく表されています。
かっこいい。

紙粘土で作ったフィギュア的な作品。

「私たちは一体何と戦っているのか」という言葉。

何と戦っているんでしょうか・・・・?考えてしまいます。
でも、やはり、このキャラクターはかわいらしいと言うか、存在ありますね。丁寧に作りこんでいます。「悪」のイメージって魅力的。

題名「love」

スターウォーズが大好きと言う作者が、悪役が飛び出てくるように作りました。空き缶を捻じ曲げて造形し、蛍光塗料をブラックライトで光らせています。

飛び出てくるイメージには、やはり悪役がぴったり!

中学生のダークなイメージは、内面的などろどろとした物の発露であると、大人はいいます。それは大人の見方であって、中学生は、今現在の心の赴くままに表現し、クリエイト(もしかすると自分を)しているのかもしれませんねん。