3月3日(木)
市民活動センターで「聴き上手パワーアップ講座」が開講されました。
特別養護老人ホーム西長洲荘でケアマネージャーをされている粟野真造先生を講師にお招きし、『傾聴の必要性と傾聴が持つ力』について学びました。
対人援助活動が大半を占めるボランティア・市民活動にとって不可欠な「傾聴」。傾聴活動の魅力を再認識し、これからの活動に活かしていこうと、初回のこの講座には21名が受講されました。
初対面の人と2人1組で自己紹介。
会話をするうちに相手の話し方・聴き方のいいところが見えてきます。それを互いに共有することで、自分のいいところに気づき、また自分にはない人のよさを知る機会になりました。
初対面だった2人、今度は「目隠し散歩」で目を瞑った相手を手引きします。
手引きの条件は、
①話してはいけない
②施設内を回りいろんな体験をさせる
③危ないことをしない
この体験を通じて「信頼関係を築くのに時間は関係ない。」と感じたある受講生は、自分が目を瞑っている間、相手に絶対的に信頼したので不安や恐怖はなかったと話されていました。
“パチンパチン”
先生が手を叩くと、大きな音が会場に広がりました。
ピンと張って硬くなった手は、いくら叩いても、“パチパチ”と響き合いません。
「身体も心もかたくなっては相手とお互いに響くことができない。」
自分自身が心を柔軟にすることで、相手の心に寄り添うことができる。そして、相手の気持ちを尊重し、そのまま受け止めることが傾聴では大切であると教えていただきました。
全3回で開催される「聴き上手パワーアップ講座」。
第2回は3月10日(木)、「みんなで支えるということから関係機関と連携して支える個別援助〜」というテーマで
第3回は3月17日(木)、「「傾聴を無理なく、楽しく継続させる秘訣」というテーマで開催されます。
興味のある方、受講を希望される方はボランタリー活動プラザまで
電話:0794−83−0090