身近な事故を防止 リスクの学習帖を作成/消費者庁

暮らしの中で起きる身近な事故を防ごうと、消費者庁は、子どもや高齢者といった世代ごとに事故の特徴や対策を示した冊子を作り、小中学校の授業などで活用してもらうことにしています。

「リスクの学習帖(ちょう)」と名付けられたこの冊子は、暮らしの中で起きる身近な事故を防ぐために消費者庁が作ったもので、子どもや高齢者といった世代ごとに遭いやすい事故の特徴や対策をイラストやデータとともに紹介しています。

このうち「子ども編」では、「やけど」や「誤飲」、それに「水に溺れる」といった事故が多いことを説明したうえで、誤飲を防ぐために子どもが興味を持つジュースなどの缶を灰皿の代わりにしないよう呼びかけています。

また、「高齢者編」では、高齢者の事故の3分の2が自宅で起きることや、死亡原因の中で「やけど」が最も多いことを説明したうえで、やけどを防ぐために火を使う場所では、袖や、すその広がらない服を着ることを勧めています。

消費者庁は、この冊子の内容をホームページから自由に取り寄せることができるようにしていて、小中学校や高校の授業や、地域で行われる消費者教育の現場でも活用してもらうことにしています。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110304/k10014442711000.html

◆リスクの学習帖/消費者安全啓発に係る資料
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/110125shiryo_2.pdf
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/110125shiryo_3.pdf
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/110125shiryo_4.pdf
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/110125shiryo_5.pdf
http://www.caa.go.jp/safety/index8.html