「テレサ・テン」の必要不可欠だった“苦難”

3月8日(火)、机でせっせとおシゴトしておりますと、

机の向こうに見える竹に、カワイイ野鳥ちゃん達が

すぐ側にいる私の存在に気づかずに、

元気に休憩していマシタ。ほんま、やっと春デスネ〜(%笑う女%)(%ハート%)

今晩、テレビで、台湾出身のテレサ・テンさん(1953〜1995)の

特集番組が放送されていて、テレサ好きの父親が

食い入るように観てはりマシタ(%ニヤ女%)(%王冠%)

私も父親同様、美空ひばりさんとテレサ・テンさんが好きで

(それプラス、八尾出身・同じ中学校出身の天童よしみさんも♪)

CDも持っております(33歳独身女子の趣味ちゃうって???(%とんかち%)(%痛い女%)(%ニヤ女%)(%晴れ%))

テレビでは、テレサの20〜30歳の時の出来事に

ちょっと時間を割いて放送されていました。

その時に、テレサは、知人の紹介で

シンガポールかどっかの大富豪の御曹司と恋に落ち、

ご結婚を決意されるのですが、

その一族の絶対的な権力を持つ、御曹司の祖母が

「孫と結婚したかったら、歌手を辞めて、それ繋がりの人とも縁を切りなさい!」と

バッサリ言われてしまいました。

テレサは、歌を歌うこと=生きていることなので、

その御曹司に「一緒に逃げませんか?」と言ったのですが、

中華系の方々は縦の繋がり(親祖先との繋がり)が強烈な為、

「家族を裏切ることは出来ない」と、愛し合っている二人は

結婚を前に、断腸の想いで、別かれてしまいました。。。

その後、歌われたのが『つぐない』↓

http://www.youtube.com/watch?v=LxbDwPq4XDs

当時、ディレクターだった方(日本人のおじさま)は、

「その出来事(結婚破綻)があってから、彼女の歌はぐっと良くなった」と

おっしゃられていました。

一流の人というものは、一流にステップアップする為の

大苦難が来るもんなんですね。

きっとそんな・・・一般人では、耐えられない大苦難があって、

その苦難を、プラスのエネルギー(=よりよい歌を歌うこと)に

昇華されはったからこそ、今でも私たちアジアの人たちに

歌われ続けている・語り継がれている人なんやなと思いました。

そういえば、ある方より・・・

「人間は二度死ぬ」

・・・というお言葉を教えて頂きました。

一度目の死は、生命的な死。

息・脈が途絶え、息を引き取った時・状態の死です。

二度目の死は、その後、生きている人全員が

その人を忘れ去る時なんやそうです。

だから、テレサのような、歴史・人の心に残る人たちは

永久に死なないということなんです。

人間の本当の価値というものは、一度目の死から

その二度目の死までの間の時間に発揮されるもの

なのではないでしょうか?

そんなこと、ちょっと考えてみたら、

一度目の生命を全うする「意気込み」が変わるような気がします。

最後に、テレサの歌で一番好きなのは

理屈なしでやっぱり、「時の流れに身をまかせ」ですね(%ニコ女%)(%音符1%)

聴くだけで、切ない気持ちでいっぱいになります。

今、改めて聴いてみますと、この歌って、

テレサ自身の、上記の人生の分かれ道である、

「御曹司と、もしも別れずに、結婚して生きていたら?」という

自ら選択した方の逆方向に行った時の自分自身を

歌った歌なんかなと感じました。

歌の世界の中だけでも、その、命賭けて愛した人と

一緒にいたかったのではないでしょうか?

一流の人も、実は、「普通の人」だったんですね。

そして、人というものは、欲しいものが得られた人よりも、

“運命”・・・いや、“宿命”によって、欲しいものが得られなかった人の方が

ある意味、せつなくって、だけど強くて、そして幸せなものかも知れませんね。

ほんと、奥が深い世界です。。。

もしもテレサが生まれ変わって、またこの世に現われるのであれば、

絶対、歌歌いにはならなくって、「普通の人」になって、普通の暮らしをして

普通の幸せを掴んで、平凡に暮らしたいでしょうね。

普通・平凡って、なんて幸せなことなんでしょう!!!

ということで、「時の流れに身をまかせ」です(%ニコ女%)(%王冠%)↓

http://www.youtube.com/watch?v=6tttrvUzAn4