櫻ヶ岡中学校の中平です。
今日、放課後の部活で、昨日までにみんなで考えてきた金屏風のアイデアスケッチを見合い、検討をしました。
図案は、「めでたい」の「鯛」。そして全面金スプレーでキンキら金に塗布することまでは決まっています。
半立体のような形で横5メートルのコンパネ製金屏風に、学校から出る廃材(スリッパ、ノート)などをアッサンブラージュして「鯛」を作り出します。大きな金のレリーフのようなものです。
部室の机にアイデアスケッチを並べ検討しました。
アイデアスケッチを並べてみますが、誰からも意見や質問が出てきません。一人の部員が口火を切り、鯛を何個描いて、それ以外の装飾的なものも描くのかどうか、全員に問いかけます。
それに応じるように他の生徒も意見を言います。
でも、話し合いが盛り上がる前に、すぐ多数決をしようとしてしまいます。私が口を出し「鯛以外のイメージを画面に加えるということは、それらが本当に必要な数や形に洗練されていないとばらばらごちゃごちゃになってしまう。もう少し考えよう」
その話に呼応されるかのように、他の生徒も意見を言いました。
「自分が好きか嫌いか、で判断するんじゃなく、新入生が喜ぶかとか、遠くから見ても鯛だってわかるかが、大事じゃないかな」という生徒の意見も出ました。
「全員で3チームに分かれて作っていくんだから、それぞれの分担が平等になるように分けないと」
など30分くらいで少しつっこんだ検討会になってきました。続きは明日の部活で、ということになりました。
こういった意見交換が、教師からの提案で始められるということは、まだ全然物足りないって事です。本当は生徒だけで常に意見交換しあったり、見せ合ったりできなければ、いい部活にはなりません。
がんばれ、櫻中美術部!!!!
そして、またアイデアスケッチに入りました。