高校生が主役、映画「森聞き」から / 講座情報

地球環境を守ることにつながる情報が
私に届いてきています。
今何ができるだろう・・ 
皆んなで考えていきましょう。
家族では、節電の確認をしました。

さて、「森聞き」という映画を見ました。
主人公は、
NPO法人共存の森ネットワークの企画で 2002年から続く
「森の聞き書き甲子園」に選ばれた
4人の高校生と、森の仕事に関わっている森の名人4人のお年寄りです。
高校生が 仕事場へ同行しながら お年寄りの家に
1〜2泊して話を聞き、それを書きとめるという
活動を紹介しています。

先の見えにくい未来に対する
漠然としたつかみにくい 今の高校生の気持ち、
有名な大学受験をこどもの幸せと考える母親の声
「もし、お金のために働くんだったら
死んだほうがまし。」
何か貢献したいという気持ちを 内に秘めている女子高生。
自分なりに 何かをつかみたくて
応募した高校生たちでした。

森の仕事の現場は 想像以上に厳しいものでした。
30度の傾斜のある山の斜面で 黙々とかやぶき屋根の材料になる草を
刈り取る作業を続ける70代80代のおじいさん。
焼畑を続けるおばあさん。
そこには 自然と真摯に向かいあって 自然と共存しながら生活をする
人々の息遣いと姿が 在りました。

自然と一緒に そこに居る 共にある暮らし
生活は豊かではありませんが、
文句もなく、そこでの暮らしと自然をそのまま受け入れている
働く人の姿が 見えました。

森で働く人々は 森を邪魔しているようには 見えません。
今の自分たちのことだけを考えて 勝手にではなくて
森の木を切った後 森が残っていくことまで配慮して 
何がお互いにとっての最適最善か、森を大事に尊重しながら
耳を傾け 森との対話の中で 仕事をさせてもらっている
感謝の気持ちがあるように 思いました。
そのことは、今の私達の 人と人とのつながりを考えるうえで
参考になると思います。

映画の上映後、監督柴田昌平さんと その高校時代の友人Yさんの
舞台挨拶が ありました。
重度の障害者のケアを20年以上している
Yさんの言葉で 心に残ったことがあります。
それは 「森の人たちは、きっと 森の木に対して
ひらいていると思います。」
そう言って ひらく という文字を書いて見せてくれました。
Yさん「障害をもち自力で動けない人のケアをする時には
相手を理解するのに 五感を使うだけは、全然足りません。
自分の細胞すべてをひらく感じで。
自分をすべて ひらいていきながら 相手のかすかな筋肉の動きや
固さを感じて 気持ちを察していくんです。
自分をひらくと 相手を理解できるように思います。

森で働くお年よりも 森に対して ひらいているように感じました。」

なるほど と思いました。
自分をひらくこと 
あなたの言葉でそれを言い換えたら
どんな言葉に なりますか?
人の言葉あるいは 身体の動きには
その人が伝えたい思いがあります。
それを しっかり受け取ってあげるために 自分をひらく
ステキな言葉ですね。

休日 東京は雨になりましたが、家族の心暖かい時間が流れますように。
これから 協力とつながりの中で 1日も早い地震の復旧が進み
 衣食住ある家族の暮らしができることをを願っています。

映画は、3月末まで ポレポレ東中野にて上映しています。
http://www.asia-documentary.com/morikiki/

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★・お知らせ・★

4月15日(金)22日(金)午前10時〜12時
三鷹市市民協働センターで 親子のコミュニケーション2回講座をやります。
わたしが進行します。家族の絆を深める きかっけになれば嬉しいです。

「学校生活の安定とやる気を引き出す親子会話術」
15日〜こどもの心の安定を作る秘訣〜
22日〜こどものやる気を引き出す会話術〜

1回のみの参加もできます。
小学生の子どもをもつ父母
子どもに関わっている方、ご興味のある方

【参加人数】25人(先着順)
【参加費】各回 1,000円 会場でお支払いください。
【会場・申込先】3/20から受け付け始めます。
三鷹市市民協働センター(三鷹市下連雀4-17-23)
HP http://www.collabo-mitaka.jp/
電話番号:0422(46)0048 受付け始まりました
メールアドレス:kyoudou@collabo-mitaka.jp
ご参加をお待ちしています。