地震から〜人が行動を起こす2つの気持ち

地震のチャリティイベントに 行ってきました。
ゲストスピーカーまさみちさんのお話から 紹介します。

「子ども達の学校には よく
『人の気持ちを大切に』
『助け合い』
などという標語が 貼られていますね。
それを 大人皆んなが守るだけでも 社会は 変わります。
正しいことを 正しくする
普段の生活を どれだけ正しくできるか 今問われていますし
我慢を共有すれば 原発はいらないということも あるでしょう。

私達が 何かの選択をするとき、気持ちの源は2つあります。
それは 愛情からの選択をするか、
怖れからの選択をするのか、です。
1つ1つ なるべく愛情からの 選択をしてください。

愛情からの選択をしたときは、
自分の中に 喜びや充足感があって、自分をほめられます。
そして、今の愛の選択が 自分の過去になって 蓄積されます。

今地震災害の状況の中で たくさんの人達が 愛の選択をして行動しています。
自分のことはちょっと我慢しながら 周りの人のことを 思いやって行動しています。

そこまでの極限までいったら 他人を思いやれる・・のではなくて
それを 普段どれだけ 出せるか、
そこが大事では ないでしょうか。
皆さんで 愛情からの小さな変化を 作っていきましょう。」

*カウンセラー(陰陽師26代目)まさみちさん
HP はこちら

前半は そんなお話でした。
子育ての中では 親が不安や心配 怖れを感じる場面が 出てきます。
たとえば 「もうこんな時間!遅刻しそう。」と、親があわてる不安の気持ち。
「早く行きなさーい!」
そう言った時は、怖れからの行動。
こどもを早く 家から送り出せば、親は 少しほっとしますが
その不安は 子どもがそのまま抱えることになります。
「遅刻しそうだ・・するかも。」(また怒られた)と。
結果的に 怖れの気持ちを こどもに渡していて
自分も 怖れからの行動が 過去の自分として蓄積されます。

〜〜してはいけない。〜〜させては大変。
震災を受けた地域のお母さんも
以前は 同じような場面が あったかもしれません。

震災後の今は、「命があって、良かったね。」
そのことだけで 嬉しく満たされて お互いに喜びあって
抱き合う家族の姿
1個のおにぎりに感謝する心が 伝わります。

同じように 生きている 同じ命。
家族が生きていることが 大きな感動でした。
そこに 〜〜してはいけない。〜〜させては大変。
という 小さなこだわりは ありません。
もっと大きな もっと大事な所を見ています。

今 その気持ちのまま 人と人とが関わりあっています。
日常生活は厳しく 大変な状況が続いていますが、その中で
こどもたちは 大人の優しさを感じ
大人を見ながら 今できることを 自分でも考え始めています。

お年寄りのところに 小学生が グループでやってきて 言いました。
「肩をもみに来ました〜!」
人の優しさを感じているこども達は 人に優しくなれます。
愛情からの行動の選択が 人をつないで 受け継がれていきます。

その環境の中で こどもたちの主体性も 自然に育ちます。いいと思いませんか?
普段ありがちな 細かい注意をやめた状況の中で。

あなたは どう思われますか?
地震が起きたという 目に見える出来事に 目を向けるのではなくて、
目に見えませんが 人の気持ち、意識が どう変わったのかを 感じてくださいね。
(出来事と感情を 区別して考えます。)

朝の忙しい場面。 もし、「早く〜しなさい!」怖れからでなくて
愛情を選択して 励ます言葉をかけるとしたら、
あなたでしたら 何と言いますか?

「時間ぎりぎりだけど、寄り道しなければ きっと大丈夫。
間に合うことを祈ってるよ。
でも 車には気をつけてね。お母さんは あなたのことが 一番大事だから。」
そんなふうに 送り出すことも できるでしょう。

日本人らしい本来のあり方が 広まりますように・・・
大人が 目の前の人を気遣い 大切にする姿を見せていく
学校に貼ってある標語のように。

震災の中 励ましあい 地震からの教訓を受け取って
愛情からの行動を選んでいきましょう。どうぞ ご一緒に♪