東北関東大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げると共に、被災され、不自由な生活を余議なくされている皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

 連日被災地や避難所の状況が報道される中、心打たれたのは 大人たちに交り、一生懸命生きる子どもたちの姿でした。
 物資を運んだりみんなの食事の用意、また一人暮らしのお年寄りの家に行き、津波の被害の後片付けを率先して行う姿には心を締め付けられます。
 子どもたちは本当に弱いもの、手を差し伸べなければならないものは何か、不自由な避難生活の中で 誰に教えられるのではなく気がついたのでしょう。
 この子どもたちは将来大人になり、今の私たち大人が変えることが出来なかった大きな問題を ひとつひとつ解決していく力を身につけていくのではないでしょうか。

 卒業式で涙を流していた少女は、失ったものはあまりに大きいけれど、そこから立ち直り歩き出した時に、とてつもなく強いチカラがそなわっているのではないでしょうか。この日本だけでなく、混沌とした世界を変えていくチカラ。そう信じています。