参加したボランティアさんの声をお伝えします。

3月30日(水)と31日(木)の2日間、岩手県野田村での支援活動をしたボランティアさんの声を下記にご報告させていただきます。

・被災地は、テレビで見るより衝撃的だった。
・テレビで何度も見てわかっているように思っていたが、実際現場に入ってみて、何もわ かっていなかったことに気付いた。
・途方もない作業。人手が足りていない。
・現場で活動し、長期戦になることを実感した。
・床板をはがして泥かきに着手している家はほとんど見られなかった。早く泥を出し、石 灰をまくことが必要ではないか。
・カラスが集まってきている。臭いはじめている。
・毎日睡眠薬を飲んで寝ているとおしゃっていた。そのような状況下で、連日重労働をさ れているのは大変厳しいと思う。
・高齢のご夫婦二人で瓦礫の撤去をしておられたので手伝ったが、もっとボランティア が必要だと感じた。
・「親戚もボランティアも帰って途方に暮れていたところだった」と言われた。
・「親戚がいないので、誰も手伝ってくれない。」
・「何かお手伝いすることは?」とお声がけすると、「他の人も大変だから・・」と他の方を 気遣う言葉、遠慮が感じられる言葉が返ってきた。「いいですよ」と口にされても、本 
 当は手伝いを望んでおられるように感じた。
・西宮市と書いた腕章を目にした方から声をかけていただいた。それが会話の入口とな った。
・西宮から来た。遠方からわざわざ。阪神大震災の被災地から・・・ということに、被災 
 地の方が反応してくださる場面が何度もあった。
・「今までずっと頑張ってきたことが一瞬でなくなってしまった」という言葉をうかがい、悲 しかった。
・片づけをお手伝いしていたお宅で「これはうちのものではない。200〜300m先の物が 流れてきている」とおっしゃっていた。
・ほうき等の掃除用品が流れてしまって困っている。
・「6年前に敷いたばかりの畳がこうなってしまい、どうしたらよいのかわからない。」
・避難所の物資は足りているように感じた。
・避難所のみでなく、避難所外の現状を含めた全体を把握、調整できる人がいないよう に見えた。
・村を歩いて回ってみるとニーズはありそうだが、ニーズが吸い上げられていな模様。ニ ーズとボランティアをうまくマッチングさせることが必要。
・村をまわればまわるほどニーズは出てきた。
・「今はまだ気持ちの整理ができていない。家にあがってもらえる状態ではないが、もう 少ししたらボランティアに手伝って欲しい」という話をうかがい、村の災害対策本部に 報告をした。
・泥かきの手伝いをしたお宅の方から「1人では何日かかるか・・・と気が滅入っていた のでとても助かった」と言っていただけた。
・「畑ではもう何もつくれないだろうな・・・」と不安そうに語っておられた。
・避難所には物資がまわっている様子だが、戸別にはまだまだの状況。避難所に入っ ていらっしゃらない方への聞き取りが必要。
・支援金や、多くの方の協力のおかげで、今回被災地での活動をできたことに感謝して いる。
・「今回感じたことを自分のものだけに止めず広めたい。また参加したい。」

以上です。

(今回の現地入りに使用させていただいたバスの費用は、NVNADに対して多くの皆様からいただいた寄付(募金)の一部を使わせていただき実現することができました。ありがとうございました。)