東日本大震災についての一考

最初にお断りいたしますが以下の意見は「あびこシニアクラブ」の総意ではありません。
小生の個人的な意見としてご覧下さい。
又書いているうちに長文になりましたが出来れば読んでください。

東日本大震災の悲惨さは想像を絶するものであり、3月11日より早3週間を超えましたが今だ満足な救援が出来ておりません。
其の上、原発の事故も重なり、現在に至るも放射能漏れを止める手立ても試行錯誤でありいつ収束するか予測すら付かない状態となっております。
政府の無能さ、東京電力の企業エゴ、原子力安全委員会の頼りなさ、原子力安全・保安院の指導力のなさ、本当に怒りを覚えます。

この様な中で我々に出来ることは何なのか?
何とか少しでも力になりたい。
と思うのは全員ではないでしょうか?

我々に何が出来るのか?
一番に思い浮かぶのは直接的に被害地の復興を手助けするボランティアがあると思いますが、今だ混乱している各被害地にはボランティアの宿泊の問題、食料の問題等あり、簡単には行けない状態です。
ならば、救援物資や、現金の寄付をすることによって復興を援助することが出来ます。
多くの人が寄付を願い出、我々も機会あるごとに出来る範囲での寄付を行っており、その結果日本全国では数千億の寄付が集まるのではないかと思われております。
このお金で住宅等の復興には大いに役立つと思われますがこれでは不十分です。
本来のあるべき姿まで復興をする為には被災地での経済自立が出来ることが必要です。

長い眼で見て今一番大事な援助は何でしょうか?
それは被害地への経済自立援助です。
企業を復興し、農業を元に戻し、漁業や水産加工を立ち上げることだと思います。

被災地でない関東の我々は毎日、テレビで繰り広げられる悲惨なニュースを見て自分達も同じ様な気持ちと同情心で、外出もせず、家に閉じこもり、自粛、自粛の生活ではないでしょうか?
花見を中止したからと言って被災地復興に何か変わるのでしょうか?
色々なイベントを中止するのも同様なことと思います。
それは只の同情心であり、心情的には理解できますが被災地復興の役に立つのでしょうか?

被災地の復興には日本の経済の建て直しが必要です。そうでないと援助資金が出ません。
経済活性化の為には生産活動の活発化が必要であり、需要が必要です。
その為には皆様の消費が必要なのです。

早く元の生活に戻り必要な商品は購入する。今までの需要と消費が必要です。
だけど其のとき少し考えてください。
被災地にて生産されたものを優先して購入してください。
放射能の風評被害に惑わされないで下さい。
今流通しているものは安全です。

(放射能の摂取限度は非常に安全サイドに考えられています。流通停止になっているものでも直ちに健康に問題が生じるものは殆どありません。)
農産物、漁業関連商品は勿論のこと工業製品も被災地を優先しましょう。
これこそが被災地応援の最大の援助ではないでしょうか?

目の前の問題は山積みしており、緊急に処理しなければならない問題は沢山あります。
しかし、今避難している方々が元住んでいた故郷に戻る為には、本当に東北地方が、基の輝きを取り返すには産業が元に戻るしかありません。
出来なければ復興住宅に戻った人たちも、仕事がないため又故郷を離れるしかありません。

節電は当分の間必要です。
ご自分のエゴによる買いだめも控えてください。
但し、それ以外は東北地方の商品を優先して何時ものように購入しましょう!!

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