報告その1:高円寺反原発デモ

なまくる三上です。

昨日の高円寺デモは予想をはるかに越えるすごいデモになりました。ぽれやぁれで食事や打ち合わせを済ませ、14時ちょっと過ぎに公園に行くと、既に人がいっぱい。公園の外から駅まで延々と人の列ができていたようです。とにかく若者たちでいっぱい。労組の動員とかじゃない、自発的に集まってきた人たち。
一人一人の思い。混沌としたエネルギー。

集会やライヴに続き、15時にデモがスタート。
パンクバンド、チンドン、ヒップホップのDJやレゲエのMCに載せて思い思いにゆる〜とスタート。指図する人もいない。ほんとに一人一人が思い思いに列に加わる感じ。公園を出るまでに1時間くらいが経過。大丈夫か?

ナマケモノ倶楽部は30人くらい集まりました。
もうとにかく人でぐっちゃぐっちゃでバラバラになっちゃったけど、松谷冬太さんのギターに合わせて、ボブ・マーリーの「One Love」の替え歌を歌いながら歩きました。

警察の規制もとて〜もゆるい。どうも人手が足りてないよう。
う〜ん、素人の乱のデモってことで「また、あいつらかー。
30万人とか大ぼら吹いて、またどうせ100人くらいだろ」と甘く見ていたようだね。途中から応援部隊が続々と。人手が増えてからはとてもスムーズに誘導してました。おそらく、かなりのデモ参加者がデモ初経験と思われ、そのせいなのか警察官もとても親切でした(笑)。警察官とて放射能は嫌だろうしね。

沿道にもプラカードを持った人や、ユニークなコスプレした人や、変てこなパフォーマンスする人や、自転車に乗って拡声器で原発の危険性を訴える人や、様々で、実に高円寺っぽい。
2階の窓からお母さんと子供が手を振っていたり、沿道で涙目になって応援している母子がいたり、若いカップルが楽しそうに見てたり。通りすがりの人たちの反応も頗るよい。

17時に終了予定が、なんと19時までかかった。2時間オーバー。4時間のデモ行進!そりゃそうだ。主催者の予想をはるかに上回る1万5千人のデモだもの。解散地点の高円寺駅北口はたいへんなことになってました。広場も駅も人で埋め尽くされている。ギターを弾く人、ジャンベを叩く人、歓声を上げる人。まさに素人の乱だ。

最後は素人の乱5号店店主、松本哉さんのマイクパフォーマンスで終了。その場で流れ解散。今までデモに参加したことの無かった若者。このデモに参加して良かったと感じている若者。沿道で興味深げに見ていた若者。

2011年4月10日は日本の若者元年になると思う。この日は将来、歴史の教科書に載ると思う。2011年4月10日は都知事が再選された日ではなく、若者が日本を変えた第一歩の日として、歴史に刻まれると思う。僕らは心して、若者を補佐していかなければね。

ガジェット通信に高円寺デモのレポが載っています。
http://getnews.jp/archives/110107

三上@高円寺