ボランティアバス2日目の活動について

16日朝8時にホテルを出発し、野田村に到着。2日目の活動が
始まりました。初日と同様、4人のボランティアさんは、野田村
災害ボランティアセンターさんのコーディネートで、役場前の側
溝から、津波で持ち込まれた泥を掻き出す作業を始めました。
弘前市から参加されたたくさんのボランティアさんと一緒に活動
しました。黙々と作業をしていると、野田村の方々が声をかけて下さいます。地震当日
からの話を聴かせて頂くうちに、感極まって、NVNADのボランティアさんと抱き合って涙する場面も。

初日に被災された方々のお宅を訪問し、お話を伺ったり、家の片付
け作業をお手伝いしたりしていたボランティアさんは、2つのチーム
に分かれ、「明日また来ます」と伝えていた家々に向かいました。
お家の方々をお話ししながら、庭に溜まった泥を掻き出したり、家の
使える部分を掃除したりさせていただきました。もちろん、片付けは
まだまだ続きます。「皆さんがまた来てくれることで、これから生きていく希望を持てます」というお言葉を重くしっかりとうけとめて、今日の活動は終えることになりました。
野田村の方々と交わした会話の中から、気づいたことや依頼されたことを共有し、明日以降に引き継ぐべき事柄は、現地災害ボランティアセンターにお伝えし、午後4時過ぎに活動を終えました。バスは現地を離れ、帰途につきました。

参加してくださったボランティアの皆さん、本当にお疲れ様でした。
皆さんがそれぞれに野田村の方々と紡ぎ出してくださった絆は、
今後とも深く強い支えとなっていくものと信じています。NVNADと
しましては、そのことを大切に今後とも活動を続けて参ります。
ありがとうございました。

最後になりましたが、今回のバスは、西宮市の全面的なご支援
で運行させて頂きました。深く御礼申し上げます。今回、バスに積んでいった様々な救援物資は、全国の多くの皆様から頂戴しました支援金の一部で購入させて頂きました。さらに、今回は、フェリシモさんからの物資のご寄付も頂戴いたしました。NVNADで
は、1つ1つ丁寧に被災された方々にお渡しできるよう努めております。今回も、参加してくださったボランティアさんがその趣旨をご理解、賛同してくださり、被災された方々とお話ししながら、丁寧に手渡ししてくださいました。野田村で実際に大変喜んで頂けましたことをご報告申し上げます。