ふゆみずたんぼ第四日目

最終メンバーより一足先に帰宅した糸賀より、ふゆみず田んぼ第4日目のご報告です。

前日の強風はすっかり収まり、日ざしも弱めで作業日和のこの日は、「地雷除去」作業の続きと、流された家屋の撤去作業です。朝、下駄箱で会った中学生に「頑張ってください」と声をかけてもらい、すっかりやる気です。

昨日と同じ要領でひたすらに土を掘り返すメンバーと、流れついた家屋から伸びたガレキや、トタンを切り離し、脇を流れる水路の復元を目指すガテンチーム。ぎーこ、ぎーことガテンチームののこぎり音を聞きながら土を掘り起こし、ガラス片や大きな石を取り除いていきます。タニシや、ムール貝や、東京では見たことのない虫たちも、顔をのぞかせます。家屋からも、大きな管が取り除かれたり、ガレキが取り除かれたりと作業が進んでいる様子。

「子どもが裸足で入れる田んぼ」という、小野寺さんからのご説明を思い出しながらの作業の合間に空を見上げると、彩雲が見えたり、太陽の周りに虹がかかっているのが見えたりと、自然からのサプライズに盛り上がるひとコマもありました。

3時休憩の時には、小野寺さんのお仲間である、NPO法人田んぼ理事長の岩淵さんが、ジャズライブを企画してくださいました!阪神淡路大震災の被災者でもあるバンドメンバーの、心のこもった音に、改めて地域がよみがえりますようにと願うと同時に、できることを探し続けていきたいなと、想いを新たにしました。岩淵さん、バンドメンバーの皆さん、ありがとうございました!

夕食時には、更に駆けつけてくださったボランティアメンバーの方々が集合し、人数が増えててんやわんや!結局夕食を食べるのは何人!?というのが分からなくなってしまう一幕も。しかし人が集まった時の力とはすごいですね。準備する人あり、片付ける人あり、ルール説明する人あり、と、各々役割を見つけてその場を進めていきます。

明日の作業も、はかどりそうな予感を感じつつ、私はバスで帰京しました。