公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)のニュースリリースの転載です(2011年5月8日発行)
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当会の被災者支援活動について▽
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■大谷公民館の避難所で炊き出しを行いました
5月3日、気仙沼市本吉地区の「大谷公民館」で、炊き出しを行いました。この公民館には約60人の被災者が寝泊まりしています。正面の小中学校の校庭では仮設住宅の建設が進む一方、その真横の川沿いには、今も大量のがれきがむき出しになっています。
今回炊き出しを実施したのは、曹洞宗静岡県第4宗務所の方々。浜松名産のうなぎとお吸い物、キャベツの付け合わせを100食分用意。避難所にいる方々だけではなく、避難所の近隣に自宅避難している被災者の方々に振る舞いました。
あるおばあさんは、「本当においしかった。うなぎなんてずっと食べていなかった」とのこと。また、この避難所には海岸のがれきの撤去作業を行っている漁協組合員の方々も多数おり、厨房には「おかわり追加お願いします」との嬉しい声が何度も届きました。
避難所にはご高齢の方はもちろん、寝たきりの方など、介助を必要とされる方も10人ほど寝泊まりされています。しかし、布団やシーツはまだなく、毛布のみで寝泊まりされるなど、厳しい状況で生活をしています。
「どんなものが今後食べたいか、教えて頂けますか」とのスタッフの問いに、あるおばあさんは、「炊き出しで食べるご飯が何よりのごちそうだよ」と言ってくださいました。
おばあさん曰く、水がまだ復旧していないため、タンクから水を注いで炊事をする必要があり、炊事には普段の数倍の時間と手間がかかります。避難所では、被災者の方々自身が朝晩の炊事をしていますが、不便な環境下での炊事は非常に大変だとのことです。
炊き出し終了後には、帰路につくSVAスタッフと炊き出し隊を、避難所の方々がわざわざ外に出てお見送りくださり、スタッフ一同、とてもあたたかい気持ちになりました。先の見えない避難生活の中でがんばっている被災者の方々を、今後も少しでもお手伝いできればと思います。
■未曽有の災害に対して、一人でも多くの方のご支援ができますよう、緊急救援募金にご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
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■本件に関するお問い合わせ先
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