(%ハート%)(%涙%)Aさんの一人暮らし顛末記
92歳のAさんは一人暮らしが困難となり、4月中旬、介護付き高齢者住宅に引っ越しされました。Aさんと虹の家との関わりは平成21年5月からでした。熱発して3ヶ月にゅういん、”自分の設計した自宅に戻りたい”との強い希望があるとの病院の相談員からの情報からでした。明日から直ぐ独り暮らしはとても無理と判断、しばらく虹の家に泊って、徐々に自宅に戻れるようにしようと病院から虹の家に来られました。日中は、通いの皆さんの中に入ろうと自分から自己紹介をされたりの努力をされ、夜間も排泄の援助が必要でした。1週間もすると足取りも大分しっかりされ、昼食後から夕食前まで自宅で過ごせるようになり、自宅にも必要な所に手すりを設置しました。退院後2週間で自宅に戻られ、週2回の通いに来て入浴をし、毎朝・夕の訪問も実施して在宅生活をサポートするプランを実施しました。その後、体力も回復し、一人暮らしを楽しみながらとこ時スーパーの買い物同行も実施、ご本人は、庭の草むしり等気の向くままに過ごされ、
その後「忙しいから・・・・」と通いを拒否、安否確認の訪問も朝のみになって約1年半、
昨年末軽い肺炎で入院、軽快して1週間で退院しましたが、妄想がなかなかとれず、脚力の低下も著しくなって来ました。こんなAさんをサポートするために毎朝・夕の訪問、週3回の通いサービスをしても、家の中で転倒をし、ご自分で朝・昼の簡単な食事準備なども困難となり、排泄援助も必要となって在宅での独居生活は無理ではないかと別居の娘さんとも相談し、新設の高齢者住宅入居の方向で本人とも話し合いました。
Aさんは、「何故、家に居れないんだ。と怒り出す始末でした。朝の訪問時の排泄による
汚れ状態に呆然とするAさん。そんな状況から家族で話し合い、高齢者住宅をAさんと共に見学。Aさんは、うなだれながら「老いては子に従えだなあ。」とつぶやかれました。私たちも、つらい気持ちを抑えながら、新しい環境に早く馴染んでもらえるよう、使い慣れたソファー等を新しい住まいへ運び入れ、元気で過ごしてねと言うのが精一杯でした。