「ビジネスとチャリティーの相乗効果〜企業とNPOでつくる新しい仕組み〜」報告

マツキです。
5月22日の総会の後は「ビジネスとチャリティーの相乗効果〜企業とNPOでつくる新しい仕組み〜」と題した講演会を開催しました。

参加者は、フォーラムみのおの会員だけでなく、企業の方、社会起業家の方、地域のお店、NPO関係者、興味を持った市民など、様々な方が27人集まりました。

前半は野村尚克さん(Causebrand Lab代表)による、コーズ・リレイテッド・マーケティング(以下CRM)に関する講演です。全国のCRMの事例や分類、消費者心理調査など、わかりやすくお話してくださいました。
中でも印象的だったのは、これまでのCRMは、大手企業や全国規模の取り組みが多く、地域系、中小企業系はまだあまり事例がないこと。だからこそ、箕面のような地域系の取り組みに期待しているとのことでした。

後半は、みのおチャリティタウンプロジェクトの説明をした後、グループに分かれて、「箕面のような地域規模でCRMを成功させるにはどうしたら良いか」について話しあいました。
最後にグループごとに発表していただきましたが、手厳しいご意見から楽しいアイディアまで、たくさんヒントをいただきました。

この講演会でいただいたヒントやネットワークを活かして、全国のモデルになるような「新しいCRMの形」を創っていきたいと思います。この楽しい社会実験に、ご協力よろしくお願いします!

※CRMについて・・・
近年、売上げの一部がユニセフや途上国支援のNGO等に寄付される寄付つき商品が、新しいマーケティング手法として企業から注目を浴びています(CRM:コーズ・リレイテッド・マーケティング)。また、それらの商品は、消費者からも選ばれて売上げを伸ばしています(例:Volvic 1L for 10Lキャンペーン、アサヒビール 1本1円キャンペーン等)。このような、店舗・企業とNPOでつくる社会貢献の仕組みはさらに進化を遂げ、現在は複数の企業と複数のNPOが同時に参加するカタチへとなっています。