櫻ヶ岡中学校の中平です。１学年「ルネサンス２０１１」では、最後の晩餐を小パーツに区切り、くじ引きをし、引いたパーツをアクリルガッシュでそっくりに描こうという授業を行っています。
アクリルを初めて使いました。初めてなので、できるだけ自由で楽しく使ってみたいと思い、スケッチブックに、まずは交差しない自由曲線を描き、乾燥してから交差する線を重ねていきました。
特に男子が、「おもしろい！」と言いながら大胆に何重にも色を重ねている姿に私は驚きました。そして新鮮さを感じました。
いわゆる「表出段階」にいる男子生徒は、色を重ねていくことに躊躇しません。年度で自由に形作っていく楽しさに似ているのかもしれません。これがドローイングなのかもしれません。色の線を描くこと、それ自体に何か表現の原初的なものを感じました。
