ボランティアバス第4弾(第1日目(6月5日)の活動報告)

6月4日(土)〜7日(火)まで、岩手県野田村へボランティアバスを
出しました。4日(土)午後2時に西宮市役所と関西学院大学から
出発し、翌5日(日)の朝9時前に、野田村に到着しました。今回は
NVNADからバスを1台(バスの経費は西宮市さんから捻出して下
さいました)、関西学院大学社会学部からバスを1台、合計バス2
台40名で現地に向かいました。
1日目の活動内容は、まず野田村災害ボランティアセンターに寄って車とテント2張をお借りしてから、全員で野田中学校の仮設住宅に行きました。午前中は、参加メンバー40名が、戸別訪問グループ、テント設営グループ、足湯の準備グループ、ひまわりの種植えの準備グループ、子どもたちの遊びコーナーの準備グループ、の5つのグループにそれぞれ分かれて作業を行いました。

テント設営グループは、主に一般社会人を中心に大学生の男性陣
たちが、仮設住宅の西側の空き地にテント2張を設営しました。(テ
ントの下では、子どもの遊びコーナーと足湯体験コーナー、お茶会
のコーナーを実施しました。)
戸別訪問グループでは、エールフロム神戸さんからいただいた物
品(石鹸やエコバックなど)を一軒一軒渡していきながら、昼から
実施するプログラム(足湯体験コーナー、ひまわり作戦、子どもたちの遊びコーナー)のビラも同時に配布していきました。(ビラは関西学院大学の学生さんたちが手作りで作成してくれました)
日曜日ということもあり、八戸や久慈市内へお買い物に出られていて留守の家庭もありましたが、ビラは各家庭のポストに投函させていただきました。

昼12時になったら、仮設住宅に入居されている子どもたちや年配
の方々がぼちぼち出てこられて、まずひまわり作戦のところに人が
集まっていました。このひまわり作戦で使わせていただいたひまわ
りの種は、2009年に水害で大きな被害を受けた兵庫県佐用町に
ある南光・漆野地区の皆様からご提供いただいた貴重な種です。
まずプランターを並べて、土をスコップで入れて、その中にひまわりの種を、住民の方々とボランティアが協力して植えていきました。地元の方々は、普段からお花などを植えておられるみたいで、とても要領よく種植えをされていました。できあがったプランターをボランティアさんたちが、各家庭まで一緒に運ぶのをお手伝いさせていただきながら、色々と震災当時のお話などもきかせていただいたようです。

子どもの遊びコーナーでは、シャボン玉やバルーンアート、スライ
ムづくりなどを体験してもらうコーナーを用意していたんですが、予
想以上にたくさんの子どもたちが来てくれて、とても大盛況でした。
また中には、サッカーボールやキャッチボール、なわとびなどを学
生ボランティアさんたちと一緒に楽しそうに遊んでいました。また
神戸から参加したボランティアのTさんがぬいぐるみを子どもたち
にプレゼントして下さり、子どもたちもとてもうれしそうにしていました。

また足湯体験コーナーには、少しずつ参加者が増えてきて、待ち
時間が出るほど人気のコーナーになっていました。「こんな気持ち
いいのははじめて」「出てきてよかった」という感想をたくさんお聞
きすることができました。また、足湯体験コーナーの横に、テーブ
ルを2つ置いてお茶会コーナーも設置したんですが、こちらもたく
さんの方が来ていただき、ボランティアさんたちと色々とお話をして下さっていました。
ボランティアさんの中には、お家まで上がらせていただいて、お菓子や食事までいただいて感動して戻ってきた方もいました。
きょう一日、あったという間でしたが、仮設住宅の皆さんと少しでも交流することができてよかったと思います。最後に、バスが仮設住宅から帰るときに、子どもたちが走りながら手を振って見送りに来てくれたことに感動しました。
仮設住宅の皆さん、ありがとうございました。