ボランティアバスの参加者の声をお伝えします。(後半)

先日(6月4日〜7日)のボランティアバスに参加されたボランティアさんたちの声をお伝えします。

・戸別訪問では言葉を選ぶのが難しかった。配布した歯ブラシについても、必要な本数 を聞くのは抵抗があったので、「使う本数分とってください」と言うのがいいと思った。
・とてもうれしかったことは、おばあさんに足湯をしている時に「なんでそんなにずっと笑 ってられるのかと思うねえ、つられて笑顔になるわ」と言って下さったこと。
・主に遊びのブースにいたので、子どもと接している時間がほとんどでした。最初はは ずかしがっているような、警戒しているような感じだった子どもたちが、遊んでいるうち にどんどん楽しそうな表情が見えてきてうれしかったです。
・ひまわりの種を植えている時に、土がこぼれているのを見ておばさんが、「もったいな いわ、私らは全部津波で流されて土も買えないんだから」とおっしゃっていました。さら っと言われた言葉だったけれども、実際津波の被害を体験した人の重みをすごく感じ ました。
・急に現れた私たちなのに、「ありがとう」と何度も言ってくれたことに感動しました。お ばさんに抱きしめられた時は胸が一杯になった。
・足湯をして下さった方全員が「人生でこんなことをしてもらったのは初めて」とか「笑顔 に励まされる」と言って下さって、とてもうれしかったです。
・ガレキの処理や物資の整理・仕分けにまだまだ時間と人手が必要だと思いました。 初回参加でとてもいい経験をさせていただきました。私の活動が始まったという気分 です。ボランティアバスに参加させていただきありがとうございました。
・津波の凄まじさを感じさせる作業であった。被災地の人たちが一人立ちできる状況に なるまで支援できる人が支援し続けることが大切と考えます。
・泥まみれの生活廃材を取り除いた。1年生の教材やプラモデルのかけら、茶碗、年賀 状・・・、「ガレキと言わんといてくれ」と自己主張しているように思った。
・もっと物資の種類がないかと思っていたが、最初は種類の多さに驚きましたが、家庭 別にリストにチェックしているものを集めるうちに、夏用のタオルケットや虫よけスプレ ーなど必要なものが在庫切れになっていることに気づきました。
・この2日間、本当に素晴らしい経験をさせていただきました。ボランティアという形で被 災者の方と交流したのですが、逆に元気をいただきました。自己満足の部分も多い かと思いますが、みなさんの「ありがとう、ご苦労様です」のお言葉は本物だったと信 じています。人と人との助け合い、響感は人間の宝です。帰ったら、まず家族や友人 と話し合う機会を持ちたいと思います。伝えていきたいです。