「松島新地」を見学。
(以前、「飛田新地」も見学しましたが、そこほどではない)
午後3時くらいでも、お店は何件か開いていて、
独特のピンク色のライトに照らされた
綺麗&セクシーな格好をしたおねえさまが輝いておられました。
昔は、貧しい家の親が、娘を売り、
買春をさせられていたりとまー、女性の嘆き声が
耳の奥から聞こえてきそうな場所ですが、
今は、一気に高額なお金を手にしたい、女性のたむろ場のよう。
見た目とても綺麗ですが、瞳の奥はブラックホールのように
光を吸い取って、永久に光放たない世界があるようでした。
かつて、この遊郭をなくそう!と活動したのは
この林さんのお話も、感動、感動でした。。。
こんな女性のために、がんばった先人がおられる
からこそ、今の私たち女性の自由や権利があるんですよね。
今は、歴史の水面下に隠れている林女史のような
素晴らしい先人達のために、私たち女性は
さらなる幸福を掴まなければなりませんね。
んでもって、大阪市立九条東小学校の前にある
碑を見ました。
中央に書かれている絵は、
学校の先生が生徒を守っている絵です。
昭和9年の室戸台風で、木造校舎だった
あっちこっちの小学校の170校が崩壊、550人が亡くなる
大災害となりました。
それ以後、学校は、コンクリート&鉄筋で作るように
どんどんなっていったとのこと。
ある時点で起こった「失敗」を教訓に
それ以後の人たちの命が救われる・・・。
つまり、亡くなった命の土台の上に、
生かされている命があるということです。
ほんと、日頃、まちをふらーっと歩いていても
全然分からないことに、気づかされまくりです。
「源兵衛渡」(げんぺいわたし)という
一風変わった交差点に来ました。
そこには謎のエレベーターが・・・。
そこに入って15メートルくらい下ると
なんだかめっちゃ涼しい地下道があり、
またエレベータがあり、上がりました(%ニコ女%)(%音符1%)
んでもって、西俣さんの説明なのですが、
安治川を渡ったんだそうです。
川を橋で渡るのは一般的ですが、
地下道で渡るというのは、めっちゃ斬新ですね!!!
斬新といっても、結構レトロ・・・。
昭和10年につくりはじめ、昭和19年に完成したんだそうで、
今でも一日2500人が使っているそうです。
橋をかければいいのですが、
日立造船など、大きな船が通る場所ですので、
橋はかけれない・・・。
しかも産業革命以後、どんどん工場が増え、
渡し舟だけでは対応できなくなって、それで作ったんだそうです。
そしてあと重要な理由が一つ。
先ほど書きました、大坂城公園から続く武器などを運ぶルートにも
この道がなっており、それで人が乗り降りできるエレベーターと
車が二台乗り降りできるエレベーターが完成したそうです。
(車のエレベーターは老朽化のため、昭和52年に通行止めに)
ちなみに、この地下道の上に走る安治川も
かつて大洪水に悩まされていて、
江戸時代に治水工事・大改修をしたそうです。
「『安』らかに『治』まってください」
そんな先人達の願いが込められているとのことです。
JR環状線の西九条駅につき、
ほっと休憩・・・いよいよ足が痛くなってきました(%痛い女%)が
もうひとがんばりです!
で、阪神なんば線・千鳥橋駅そばの
かなりレトロな「森巣橋商店街」を抜け、川を渡ると・・・
橋の下にあるべき、水がない・・・???
どうやら、この川の下に
阪神高速の新しい道を作るそうで、
道を作った後は、また埋め戻し、川にして
綺麗な桜並木にするんだそうです。
今の土木技術って、ほんと、すごいですね(%笑う女%)(%ハート%)
ちなみに、この地域、産業革命以後、
工場からの公害問題でずーっと
苦しんできた歴史があるので、
今回の高速道路も、このようなカタチ
(大気汚染も騒音もないカタチ)になったんだそうです。
<つづく>