見事に晴れ渡り、暑さを感じる野田村です。今日は、遠く能登半島
の輪島市から、輪島市社会福祉協議会、輪島市ボランティア連絡
協議会、輪島市災害ボランティアの会の皆様が野田村にお越し下
さいました。4年前、能登半島地震(2007年3月25日、震度6強)
で被災された皆様です。東日本大震災で被災された方々のことを
思うと他人ごとではないと感じられ、皆さんで「和(なご)みバッグ」
を作り、届けて下さいました。このバッグは、着物を仕立て直したもので、名前の通り、和みに満ちた素敵なバッグです。中には、輪島塗のお箸、裏表で2年間使えるカレンダー、カレンダーを冷蔵庫に貼るためのマグネットなどが入っています。

お昼過ぎに野田村に到着された皆様は、まず野田村災害ボランテ
ィアセンターで、輪島市長様からのメッセージを手渡され、地元社
協職員から地震当日の避難の話を聞かれました。その後、野田村
災害ボランティアセンターと現地滞在中のNVNADスタッフの案内で、
野田中学校仮設住宅を訪問され、1軒1軒、「和みバッグ」を配られ
ました。皆様、遠く能登半島から想いを届けて下さったことに感謝
され、素敵なバッグを喜んで受け取っておられました。中には、1つ1つ柄が異なるので、熱心に選んでおられた方もいらっしゃいました。

本日、お留守だったお宅に配るバッグ、また、これから入居が始
まる仮設住宅に配るバッグは、チーム北リアスの現地事務所(開
設準備室)に保管させていただきました。今後、メンバーが配るこ
とにしています。想いのこもったバッグを1軒1軒渡してまわられる
お姿に、能登から野田への”被災地のリレー“を感じました。