文マネ育成講座12回目開催

6月18日に京都市文化財マネージャー育成講座12回目が開催されました。
この日の最初の講座は、保存・活用法規に係る法規である建築基準法や景観法をどのように考えるのかについて京都市景観・まちづくりセンター専務理事の福島貞道さんからお話を伺いました。

京都市の都市計画に関わってきた経験から消防法の地域区分を一概に受け入れるのではなく、景観を残すという大きな立場から工夫をして規制をやめた事例などを引きながらわかりやすく講義いただきました。

2時限目は、京指物の伝統工芸士である大谷普賢さんから「指物の技法」について実物の仕口を見せていただきながらお話しいただきました。皆さん、京指物の技法の一端に触れたのではないかと思います。

3時限目は、「演習3の提出・講評」と「講座修了レポート中間相談」の予定でしたが、講師の都合がつかず、レポート提出は行いましたが、講評はできませんでした。講座修了レポート中間相談については、サポートチームのメンバーを交えて各班で熱心な話し合いが行われました。7月23日の発表会が楽しみです。(白)