フランスのパン(15)焼き菓子

6日目、私たちは、モン・サン・ミッシェルを発って、一路オンフルールに向かいました。オンフルールは、セーヌ川の河口に開けた小さな街ですが、旧港の水辺に建つパステルカラーのほっそりしたビルとその建物の前のカフェなどが調和し、素晴らしい景観です。印象派に影響を与えたとされる19世紀の画家ブーダン(Eugène-Louis Boudin)の出身地です。彼もこの街の港や海辺について描いていますが、その後の多くの印象派の画家のモチーフとなったところです。ここは、旧港のほか、フランス最大の木造教会が有名です。
 その教会の鐘楼の隣がパン・ケーキ屋さん(赤いテントの建物)でした。ここの店で沢山売られていたのは、マドレーヌでした。マドレーヌはフランス発祥の焼き菓子で、バター、小麦粉、卵、砂糖、ベーキングパウダー、香料、ブランデーなどを入れて貝殻型などの焼き型で焼き揚げます。ちょっと気にはなったのですが、形が崩れているものなど見かけたので、見るだけで出てきました。

しかし、この街を散策していると、とってもこじゃれたチョコレート店を発見しました。チョコレートと焼き菓子を量り売りしています。これを見逃す手はないので、立ち寄ってゲット。