フランスのパン(27)ブリオッシュ

パンにおいても、ケーキにおいても本場のパリでの経験は、本当に思い出に残る旅行でした。本日は、いよいよ帰国の途につきます。
 朝のパンは、ブリオッシュ(Brioche)にしました。昔日のフランス王妃マリー・アントワネットが、飢えた国民に、「パンが食べられないのならお菓子を食べればよいのに」と、言ったとか言わなかったとか噂される菓子は、このブリオッシュのことだそうです。実際は、マリー・アントワネットが言ったことではないとのことですが、このように噂されるのは、ブリオッシュ自体が、菓子パンであるヴィノワズリーの一種で、ヴィノワズリーとはウイーンから来たパンという意味だそうで、マリー・アントワネットがオーストリアのハプスブルグ家から嫁いだため、このように言われるように思われます。
 写真のブリオッシュは、ダルマさんの形をしたパンで、頭という意味のブリオッシュ・ア・テット(Buriosshe ‘a t’ete)と言われています。
 これがフランス旅行ブログの最後のパンになりました。飽きずにブログをお読みいただきありがとうございます。パンを求めての旅行は、来年もまた欧州のどこかに行きたいと思っております。ご期待下さい。