GACKTさんに学ぶ〜いのち、魂を吹きこむ生き方〜☆(*^_^*)☆

たまたまミュージシャンのGACKTさんのインタビューを観ました。そして感銘を受けた言葉がありますので紹介したいと思います。

「歌に命を吹き込むことが歌手の仕事だと思う」「魂を入れることが大切なのだ」

表現者として、音楽の世界はもちろん、時代劇にも出演し、独特の世界観を展開しているGACKTさん。実はこのインタビューを観るまで、私はあまり彼に関心はありませんでした。しかし、今日その語り口にふれて、彼が発する言葉の重さと誠実さ、彼の使命感の強さに、私はとても心打たれました。

歌うことに限らず、きっと仕事というのは、命を吹き込む作業なのだと思ったのです。

いのちや魂を吹き込むというのは、その人の強い情熱や願いや想いがなければできるものではなく、集中してそこに打ち込む気迫と気概、そして生き生きとした喜びがあってはじめてできるものではないかと思うのです。

だとすれば、どんな仕事でも、そこに取り組んでいる人の魂が注がれたら、きっとその仕事の成果や産物は、「魂」を持ったすばらしい表現の一つになるのだと考えます。

だから、たとえば、コーヒーカップを買う時なども、似たような柄や素材でも、手に取った時、温かみを感じるものと、まったく何も伝わってこないものがあったり、おなじおむすびでも、食べた時に美味しいと感じるものと、何も伝わってこないものがあったりするのも、そこに「魂」が込められているかどうかの違いなのだと分かります。

☆アルビレオ☆の演奏でも、それは時々違いが自分で分かる時が実はあります。あまりコンディションが良くなかったり、心が集中していない時は、音の質感が乾いたような、体温のない物体のように響くことを感じて、いけないいけないと反省する時があります。

だから、自分の役割を果たす時は、「心をこめる」という次元から一歩踏み込んで、取り組んでいる事柄に命を与えるような気持ちで対峙することが必要なのだと思わされました。

さらに、彼が語った内容の中に、☆アルビレオ☆にとって、支えられと感じるような発言もありました。

それは、この日本という国は素晴らしい国なのだ!という愛と確信に基づいた発言です。彼は沖縄出身で、早くから沖縄を出て音楽の修行を積んでいたそうです。しかもGACKTさんは、ハリウッド映画にも出演したりヨーロッパでのツアーを控えているなど、今、世界に羽ばたく日本人の一人でもあります。ですから、日本から離れて、他の国と比較しながら改めて日本を観た時に、この国の個性や素晴らしさに深く感銘をうけていると語っています。

日本で生まれ暮らしている私たちは、もっともっとこの国の文化や伝統や価値観を誇ってい良いし、自信をもっていけばいい。世界でも類をみないような心の強さを、日本人一人ひとりが実は持っているということに、気づいていけばよい。そういう彼の揺るぎのない発言に、私は強く共感しました。

そうなんです。なでしこJAPANの活躍にも見て取れたように、実は日本は決して弱い国ではなく、頼りない国でもなく、強く逞しく美しい国なのです。

このことを改めて確信できてきたことによって、7月31日の☆アルビレオ☆コンサートでお客様に伝えたいメッセージの輪郭が以前よりもはっきりと見えてきました。

昨日の千葉県成東への一人旅によって、車窓から眺めた千葉の田園風景に心を奪われて、「この国は美しい」と深く味わった感動は、決して自然賛歌というものにとどまりません。
私たち日本人の持つ、忍耐強さや優しさ、物事への真摯な態度などをも含んだ、国民全体が醸し出す、品格と美しさ、特に終戦の時から世界に向けて発している、ひたむきで穏やかな「光」の芯を気づいたのです。千葉の田園の輝きがそういうものを私の心に語ってくれました。

その実感をさらに深めてくれたのが、今日のGACKTさんの発言です。

もっともっと私たち自身が自分を認め、自信を持ち、善さをさらに磨いていいのだ。この国はこれまでもそうだったように、様々な苦難を乗り越えて、そのたびに成長して、ここまでやってきているのだ。国民一人一人の輝きによってさらに強く優しい国になるのだと確信できるのです。

抽象的な話しになってしまいましたが、言いたいことは、つまり、

この国は大丈夫、ということです。

だから何もしなくてよいということではなく、大丈夫なのだという確たる自信の上に立って、私たち国民が落ち着いて一つ一つの事柄に取り組んでいくことが大切だとおもうのです。そうすれば、10年後、20年後、30年後には、きっと世界の人々と手をつないで友愛と平和を実現していく、大切な使命果たしながら、他国と競争するのでなく共創しつつ、国として成長できるのだと信じています。

信じるというのは、意志の働きだと思うのです。何か理由があるから、根拠があるから信じるのではなく、国や地域や友への愛があればできることだと思うのです。自信と言うのも、証拠や成果があるから持てるものではなく、自らの中に意志の力で感じ取り育てるものだと思うのです。自信もまた、自分を愛し大切にする心から生まれるのだと思うのです。

だから、歌手は歌に命を吹き込み、演奏者はその音色に魂を吹き込み、料理人はその料理に命を吹き込み、販売や営業や事務や接客や家事に従事する人、医療や介護や保育や教育に従事する人なども、すべて自分の仕事やそのプロダクトに魂を吹き込む気持ちで、一生懸命取り組めば、それが信じる力や自信につながる。

不確かな未来に対してただ不安なことばかりをわざわさ取り出して思い煩いながら時間を空費するのではなく、むしろ、行動を重ねて、信じて、日々明るく前向きに生きることによって、目の前にある事柄が生き生きとした命を取り戻すのだと思うのです。

そのことにさえ専念すれば、自分の持ち場を照らすことができ、その光が少しずつキャンドルサービスのように闇をどんどん明るくしていくのだ。そうして国全体の「人格」が輝き磨かれ、本当に豊かでゆるぎない社会が創られるのだと信じます。

偶然に聴いたGACKTさんの言葉から、こんな大演説をぶつほどの、高揚感をいただきました。この出会いと導きにも感謝です。

すべてのことはできないけれど、少しのことなら私にもできる。

そんなところに自信と誇りをもちたいと思います。

午後は残っている仕事に魂を吹き込む気持ちで楽しみながら取り組みます。

ではあなたもどうぞ良い一日を☆(*^_^*)☆

最後まで読んでくださりありがとうございました。

感謝をこめて☆☆