日本弁護士連合会が主催するシンポジウムの案内です。原発で働いている労働者をめぐる放射線被ばくの問題を、総体的に把握するよい機会だと思います。ご都合のつく方はぜひご参加下さい。
<開催趣旨>
福島第一原子力発電所で発生した事故は,震災から4か月を経過した今なお,収束の目途が立たない状況にあり,毎日数百人の労働者が,放射線量の高い過酷な環境下で作業に従事しています。そして,そのうちの多くは「協力会社」と称される下請や孫請の企業に雇用された労働者だと報道されています。
原発で働いている労働者をめぐっては,作業員の被ばくをはじめとした様々な問題が相次いで報じられていますが,重層的な下請関係による中間搾取の疑いや,安全衛生上の問題点も多いと思われるところ,その実状は必ずしも明らかにされていません。
そこで,原発労働の実状を明らかにし,その法律上あるいは人権上の問題点を考えること,また,派遣や偽装請負などの間接雇用形態においても,原発労働と同様の問題が共通して存在していることを明らかにし,ディーセントワークとは何かを考えるきっかけにすることを目的として,シンポジウムを開催します。
是非,皆様ふるってご参加ください。
◆シンポジウム案内URL(会場地図・チラシ掲載あり)◆
http://www.nichibenren.or.jp/ja/event/110804.html
1.日時 2011年8月4日(木)17:00〜19:30
2.場所 弁護士会館2階クレオBC
3.内容
(1) 報告
①日弁連から
原発労働者からの聞取り報告
②福島第一原発の地元から
渡辺博之氏(いわき市議会議員)
③ジャーナリストから
風間直樹氏(東洋経済記者)
(2) 講演 「業務請負・派遣と労働者保護の背反・隘路〜原発における労働問題にみる〜」
萬井隆令氏(龍谷大学名誉教授)
4.参加対象 どなたでもご参加いただけます。
(参加人数を把握するため,事前申込に御協力ください。)
5.申込方法 チラシ(コピー可)の所定欄に必要事項を記入のうえ,
下記宛にFAXにてお申込みください。
(いまからでも大丈夫です!)
6.参加費 無料
7.主催 日本弁護士連合会
8.問合わせ先 日本弁護士連合会 人権部人権第一課
TEL:03−3580−9503
FAX:03−3580−2896