さくらびレポート181〜美術部の神様に、羽根が生えてきた!!@夏!美術部祭り

櫻ヶ岡中学校の中平です。美術部では、あと6日後に長野市もんぜんぷら座二階ミニギャラリーで行われる「夏!美術部祭り」に向けて作品作りに精を出しています。なかなか作品が思ったようにいかなかったり、部活に来たいけど夏季講習で欠席したりする生徒がいるなか、よくがんばっています。

そして、美術部の神様「リトディー・ティドリー」に、羽根が生えてきました!!

ますます魔女か、悪魔っぽい?ようにも見えますが、あくまでも神様ですので、皆様、お間違えないように。

羽根を付けようとしても、実はなかなかうまくいきません。針金を着けて羽根はしゃんとしましたが、今度はどうやって胴体と合体させたらいいのか、工夫のしどころです。

この生徒は、結局、針金を首輪のようにしようとしましたがうまくいかなかったので、背中にアルミテープで固定する方法を思いつきました。その後ボンドを付け、強度を高めました。

美術教育の評価基準の一つである「創造的な技能」は、「自分がやりたいこと」を自分自身がはっきり持っていないと発揮されないのです。この羽根を接着した生徒は、なんとか羽根をくっつけたい、という強い思いがあったため、創造的な技能、つまり今までの学習経験から蓄積された能力を応用するという行動ができたんだと思いました。自分で考え行動する、という姿はすなわち、こういう姿なのではないでしょうか。

スキルが先ではなく、意欲や興味が先である、ということです。

横から見たイケメンのリトディー・ティドリー。(作者撮影)

毎回恒例の女子部員の参戦。部活が残り30分というころ、必ず神様の周りに集結してきます。そして、神様にネイルアートをしたり、色を塗ったりしていきます。

こういう作品というか、制作って、本当に中学生のなんていうか、リラックスした表現が現れる物です。

まさに、神様の力!!!

見上げたところ。

(作者撮影)