さくらびレポート193〜きりこ日和@宮城県南三陸町

櫻ヶ岡中学校の中平です。8月11日に、南三陸町にて、櫻ヶ岡中や戸上中の生徒たちの作ったきりこが展示されたという情報を伝えました。その後、三日たって風の穏やかな日が続き、きりこが晴天の中展示されているようです。アートNPO「エンビシ」の吉川さんからメールでその様子が送られてきました。そのメールの中に、南三陸町の宮川舞さんの、きりこ制作についての思いや、感謝の気持ちが述べられていますので、掲載したいと思います。

●吉川さんからのメール

いつもご支援ありがとうございます。
猛暑の中、バグハウスの北條さんと住中さんが
すばらしいきりこの展示空間をつくってくれました。
青森の空間実験室の山田くんも手伝いに来てくださいました。
本当にAAFのネットワークに何もかも助けていただいている感
じです。
36度を超える暑さの中で、本当にありがとうございました。

今朝、南三陸町の宮川さんが送ってくれたメールを転送させてください。
お盆なので、ぜひAAFのみなさんにもご覧いただいたと思いま
した。

文中のあっきょんとは、このプロジェクトの主要メンバーで
おなかの4カ月の子どもとともに、津波で亡くなってしまいました。
きりこを切りながら、みんなであっきょんの供養をしました。
遠くに海がきれいに見えています。

「 3日目にして、素晴らしいきりこを、ほぼ無風で飾ることができ
ました。今聞こえるのは、蝉の声だけ。
窯神様が笑ってるようにさえ見えたし、あっきょんが傍にいてく
れてるような気がして、朝から涙がとまりません。

きっと、喜んでくれてますよね。

やっぱりきりこは素晴らしい。
白い紙が揺らめく様は儚くて美しいです。
無になれる空間です。

改めて…
ホントにありがとうございました。」