社会的に排除される人と共に働く場を!社会的事業所促進法実現!〜大震災からの再生・仕事起こしを〜

<第28回共同連東京全国大会開催にあたっての呼びかけ>
 3月11日午後2時46分、震災が、人々から仕事と生活を奪っていきました。 
 仕事の切れ目は縁の切れ目。働くことを失うとは、社会的人間関係を奪われることです。働くことを奪われた重度の障がい者は、すでに普通の人間関係を営むことさえできませんでした。家族の庇護の下、あるいは施設収容の中で、人生を与えられ人権もない状態に置かれました。しかし、70年代に入って、障がいのある人ない人が「地域で共に生きる場づくり運動」が始まりました。共同連は、それをさらに「共働」を通して実現しようとしてきました。その到達点が「社会的事業所」です。
 障がいのある人ない人限らず、ニート、アルコール・薬物依存者、シングルマザー、ホームレスなど、社会的に排除された階層へと広げ、連帯的共同の自立をめざした運動に歩を進めましたのです。さらに広がった連帯の力で、社会的に排除された人と共に「働く」ことを通して「共働」運動を力強く前進させようとするものです。
 世界の知的障がい者関係団体が決議した「サラマンカ宣言」や、国連・障害者の権利条約では、インクルージョン(包摂)が打ち出されています。インテグレーション(統合)の限界を乗り越えた理念です。ソーシャルインクルージョン(社会的包摂)、その理念を働くことを通して実現するのが「社会的事業所」なのです。
 それは雇用関係(労働法制の適用)を前提にしながらも、実際には共同運営、労働の自己実現型、そして地域統合を基本においています。そのための法制化を一歩先へ進める上でも、2011年8月20〜21日の第28回共同連大会東京大会(オリンピック記念総合センター)を全国的運動の契機となる大会にしたいのです。

大会スケジュール
 第1日 8月20日(土) 受付:12時開始
 第2日 8月21日(日) 受付:9時30分開始
*詳しくは下段のPDF参照

共同連東京実行委員会 東京都北区中十条1−2−18 障害者福祉センター4F 
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 大会賛助金振込先: 郵便振替口座 00850-6-198463 共同連
 ※賛助金をいただいた団体・個人には大会参加費が含まれます。
大会参加費 3500円 1日のみ 2000円