今朝、素晴らしい歌を知りました。
気仙沼出身の26歳のシンガーソングライター熊谷育美さんの「雲の遥か」です。
彼女は数年前にメジャーデビューを果たして、オリジナル曲も300曲以上あるプロの歌手です。
その熊谷さんが3月11日の前日に完成してレコーディングを終えていた曲「雲の遥か」が、今被災地の人々の心に寄り添う曲として話題になっています。
8月11日、震災から5カ月目の気仙沼で、熊谷さんは、気仙沼の市民の方約30名と一緒に「雲の遥か」をキーボードの弾き語りで歌いました。
涙をこらえながら歌う姿が今朝のテレビで放送され、その曲の温かさに心打たれました。
さびの部分、
「もしも弱音を吐いたなら
昔のように 叱ってほしい
負けるな、と
負けるな、と
強く抱きしめて
受け止めて」
は、これ以上の美しさはないと思われるほど、歌詞と一体化した素晴らしい旋律になっています。
ぜひYouTubeで「雲の遥か」を聴いてみてください。
二番の歌詞も感動的です。
震災の当日、彼女は気仙沼の喫茶店で仕事中だったそうです。警報がなり、高台に逃げて、難を免れました。しかし高台から見た光景に彼女は絶句します。さっきまで生活していた場所、気仙沼の町全体が海になっていたからです。涙も出なかったと言います。
一人でも多くの方々が熊谷さんのこの曲によって希望や力を見出せますように。
☆☆熊谷さんに心からのエールを贈ります!!!!☆☆