昨日は9月1日。防災の日でしたね。
昨日、たまたま、ある方から、中島みゆきさんの「時代」を歌ったらどうかとアドバイスをいただきました。
中島みゆきさんの曲は素晴らしいものばかりですが、これまではユーミンと中島さんとを比べて、ユーミンの曲の方に親近感を抱いていたせいか、あまり中島さんの曲を演奏することがありませんでした。
中島さんの曲は私が着ても似合わないと思っていたんです。
でも、これまで、お客様から「時代」をリクエストされることも多く、何度か歌ったことはありました。それでも、自分を表現する楽曲として捉えることは正直なかったと思います。
でも、昨日、そういう提案を受けて、もう一度歌詞を読みなおしてみました。
すると、この曲の「心」がすっと胸に響いてきたのです。
今の時代を癒してくれる歌であり、普遍的なメッセージが含まれているすごい歌なのだと気づきました。自分には上手く歌えないとか、苦手だとか、勝手に決めつけていたことを恥じています。曲に対する敬意というものが欠けていたのかもしれません。
自分が創った曲でないものを歌わせていただく場合、特に、楽曲のもつ「魂」を素直に受け止め、その「心」を尊敬することが大切なのに、今までの私は、ずいぶん傲慢だったのだ、ということを痛感しています。
「大切にする」「尊重する」って、人も、お金も時間も、洋服も食べ物も、家も車も、鞄も靴も、素直にその存在に意識を向けて、心から出会いに感謝して「いただく」ということなのだなあ・・・という想いに至っています。
子どもの頃は食べられなかったしいたけやみょうがなど。大人になったらその風味が好きになるように、中島みゆきさんの曲は、私が人として未熟さや、傲慢さを抱いているままでは、いつまでたっても味わえない曲だったのだということがおぼろげながらわかってきました。歌の側が私のレベルを知っていて、拒否されていたのかもしれません。
どこまで歌えるかわかりませんが、9月25日の永山フェスティバルで歌ってみたい曲の一つとして、今本気で取り組もうと思っています。
歌いだしのこのフレーズ、大切に歌いたいです。
「今はどんなに悲しくて
涙も枯れ果てて
もう二度と笑顔には
なれそうもないけど」
☆(*^_^*)☆