こどものやる気が出ない気持ちの分岐点でママは〜

☆お知らせ
10月16日(日)午前10:00 〜11:30 講演会
秋山仁先生「今こどもの教育に必要なことは何か(仮)」
ただ今受付中です。HP: http://www.ciie.net
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さて、2学期が始まっていますが
お子さんは 夏休みモードの切り替えは
いかがでしょうか?

Aさんは、お子さんが学校の宿題をやるのに
やる気が出ない時、その気持ちの揺らぎの間には
分岐点があると感じています。

こんな事が ありました。
(ご了解をいただいて紹介します。)
・・・
まだ夏休みののんびりモードの子ども達。
ちょっと息切れしているようです。
でも、お母さんはあわてずに(今私自身は落ち着いているな)
と捉え 自分に言って 
そのことが 自分を落ち着かせてくれます。

Aくんが 宿題をするのに、隣にいるお母さん。
A君の 手が止まったら 「止まってるよ〜」と
優しく言葉をかけます。

きのうのことです。
Aくん「なんか、やる気がすごくダウン!」
ママ「ダウンだね、しょうがないね。ダウンしちゃったね。」
2人で ダウンだと 話はしながら
ちょっと そうも言ってられない時間になりました。

お母さんは 思いました。
(ここで やりなさいと言ったら、もとの木阿弥だ。
いつも以前の自分が怒ってしまったパターンだな。
気づきます。

そして イメージをわかせて
もし、ああ言ったらこうなって、まずいことになるな と思い出してから

(そうだ ここは少し我慢をしよう。
自分に 今わたしは我慢している。我慢している。えらいな〜。
10数えてみようとか
自分の中で言葉にして そうだ私は今我慢しているから
あと10秒我慢するから もしかしたら、違ういい方向へ行くかもしれない、
10秒経ち・・・まだ変わらないな〜

じゃあと10秒数えてみようかなとか
数えているうち・・・・
Aくん「こんな事してられないや。やろう!」

やり始めてくれました。ママは
(あ〜我慢の甲斐があった)と思ったそうです。
(あ〜偉くなったな。あたし。) 自分もほめました。

「ママね、いつものように A君に言おうかとおもったんだけど
ちょっと我慢してみようと思って
頑張ったんだよ。
Aくん「ぼくも 今頑張ったんだよ。」
ママ「じゃ、一緒だったね。嬉しい〜。」

そういう風に言葉にして
自分にも話しかけてあげて それで少し冷静にできたな〜と
思ったので 自分をほめてあげました。
なんか、「分岐点」がわかるようになったという感じです。

この言葉を ここで言ったら いい方向へはいかない。
ここでは こういう言葉を使ってはいけなんだとわかります。
まだ こういう言葉を使えばいいということは とっさには出てこなくて
深呼吸してみようとか、気持ちを切り替えないと
すぐには出ないけれど
ここは、ちょっとストップという所が
わかってきています。
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ママの愛情が伝わる体験ですね。

我慢という言葉を言い換えると「待つ」ですね。
子どもを待ってあげる時間は、ママが A君の考える時間をプレゼントした
愛情のシンキングタイム。
そう考えると 待つことも承認。認めてあげています。

あなたは こんな分岐点の時、自分の気持ちに気づいていますか?
この事例から 気づくことは何でしょう?
1つでも見つけて やってみてはどうでしょうか?

暑さがぶり返していますが
家族のコミュニケーションが いい方向へ行くように
今日も 子育て ファイト〜!