海を渡ったアルビレオのCD☆(*^_^*)☆ドイツからとどいたお手紙

実は、☆アルビレオ☆には、自家製CDが何種類かあります。もう在庫が少なくなってきたのですが、オリジナル曲だけを集めたものもあります。

そのうちの一つは、「祈り」と題した、讃美歌集です。

このCDは、5年ぐらい前に、同僚からの依頼がきっかけとなって、彼女のお母様に母の日のプレゼントとして差し上げるために作ったものでした。

10曲の讃美歌と、「祈り」と題したオリジナル曲の11曲が収録されています。

このCDを私はだいぶ前に、石巻の親友たまちゃんにプレゼントしたことがありました。

彼女は、このCDを大切にしてくれていました。

そして、この度の震災のお見舞いとして石巻に届けられた、ドイツ在住のKさんをはじめとする日本人の方々からのお見舞い金へのお礼として、たまちゃんは、お手紙と一緒に、手元にあった、☆アルビレオ☆のCD「祈り」を同封して「送ったよ」と連絡が来たのは大分まえのことでした。

すると、ドイツから、8月に、たまちゃんが送った手紙とCDへのお礼状がたまちゃんの元に届きました。

ドイツで募金活動をして石巻にお金を送ってくださったドイツ在住のKさんは、☆アルビレオ☆の讃美歌CDを聴き、文章を読んで涙してくださったとお手紙にはありました。

たまちゃんが、わざわざその手紙をコピーして送ってくれたものが、今郵便で届きました。

演奏しただけでは消えてしまう音楽。それをCDという媒体に乗せて、いつでもだれでも再生できる。それが、さらに海を越えてだれかの元に届き、心をなぐさめる小さな働きをしてくれている。

こうしてCDが人から人へと手渡され、その行き先で誰かの心に出会う。☆アルビレオ☆が奏でた音楽が、そういう旅をさせていただいていることに、深い感動を覚えます。

たまちゃんは、さらに、別の場所にもあのCDを届けたいので、もう少しありますか・とリクエストしてくれました。石巻のもっとも被害の大きかった地域を見渡せる丘に建つ、石巻カトリック教会の神父様に、とどけてくれるのだそうです。

ドイツのKさんは、お手紙の中に、音楽についてこのように書いてくださっています。

「音楽や歌などは、個人個人のさびしい、苦しい、その場その場を乗り越える時の杖のような役割を果たすと私も普段から感じています」

☆アルビレオ☆の音楽が、そっと誰かの歩みを支える小さな杖として、人々に寄り添うものでありますように。謙虚で力強い音楽として、人々と共に歩みながら成長できますようにとあらためて祈ります。

たまちゃん、ドイツのK様、ありがとうございました。

そして、このCDを創るきっかけを与えてくれた、今は亡き同僚のEさんとお母様にも改めて心から感謝しています。天国からいつも聴いていてくださいね。

心をこめて☆(*^_^*)☆