チェルノブイリの経験と福島の今/市民運動が後押ししたエネルギー政策転換-国際セミナー

 ドイツ最大の環境団体(Friends of the Earth (地球の友) ドイツ)代表のフーベルト・ヴァイガーが来日し、講演します。9月21日の午後と夜、2回のセミナーがあります。ぜひご参加ください。
 http://www.foejapan.org/energy/news/evt_110921.html

<開催趣旨>
 ドイツを脱原発の決定に導いたのは、チェルノブイリ後に各地で巻き起こった市民運動でした。地元での脱原発運動がつながり、合流して大きな環境団体ととなりました。約48万人の会員を擁するFoEドイツも、この流れの中で誕生しました。
 このたび、ドイツ最大の環境団体(Friends of the Earth (地球の友) ドイツ)に設立当初から参加し、一個人として、また市民活動家として、放射能や原子力問題に関わってきた代表のフーベルト・ヴァイガーが来日します。これにあわせ以下のように2つのセミナーを企画しております。多くのみなさんの参加をお待ちしています!

<セミナー1> ドイツの経験と福島の今〜放射能汚染の広がりと市民
■日時: 2011年9月21日(水) 14:00〜16:00
■会場: 衆議院第一議員会館 国際会議室
 1986年のチェルノブイリ事故の直後、欧州一帯にも大量の放射能が降り注ぎ、ドイツでも市民は大混乱に陥りました。きのこやベリーから高い放射能汚染が見つかり、子どもは外で遊ばせないように、粉ミルクは廃棄・・・、と放射能影響の深刻さにさらされる中で、原子力発電を問い直す大きな市民運動が各地で巻き起こりました。チェルノブイリ後の周辺地域、現地の状況や子どもたちをまもるために取られた方策、補償の問題など、ドイツ・欧州の経験と福島の今について、話し合います。
 ・「チェルノブイリ後のドイツ・欧州〜放射能汚染の広がりと市民」 フーベルト・ヴァイガー(FoEドイツ)
 ・「福島の今〜被ばくの現状と市民」 満田夏花(FoE Japan)
■参加費:1000円
■申込: http://www.foejapan.org/energy/news/evt_110921.html
■主催: FoE Japan(フレンズ・オブ・ジ・アース・ジャパン)(※開始30分前から入館証を配布します。)

<セミナー2> ドイツの市民運動が後押ししたエネルギー政策転換
■日時: 2011年9月21日(水) 17:00〜19:00
■会場: 衆議院第ニ議員会館 多目的会議室
 ドイツ市民の脱原発の声は、1998年に社会民主党政権を誕生させ、2002年の脱原発の制定にもつながりました。メルケル政権で原発延命の議論も出てきたものの、福島原発事故直後に再検討を決定。5月30日、改めて2022年までの脱原発が決定しました。同時に、2000年に導入された再生可能エネルギー買取法によって、再生可能エネルギー利用は右肩上がりに上昇、現在、送発電量の2割にも達しています。ここでも、独自に再生可能エネルギー導入を進める市民イニシアチブが制度づくりを後押ししました。
 エネルギー・原子力政策転換にいたる政策決定プロセスと市民運動について、ドイツの経験をもとに、FoEドイツの活動についても聞きながら議論します。
 ・「ドイツの市民運動が動かしたエネルギー政策転換」 フーベルト・ヴァイガー(FoEドイツ)
■参加費: 1000円
■申込: http://www.foejapan.org/energy/news/evt_110921.html
■主催: FoE Japan(フレンズ・オブ・ジ・アース・ジャパン)(※開始30分前から入館証を配布します。)