参加される方に…紀和町の活動地の様子と活動内容

現地、熊野市災害ボランティアセンター入鹿サテライト(熊野市紀和町)のスタッフと連絡を取りながら、準備を進めています。

●活動地…紀和町の中心部(災害ボランティアセンターのあるところ)から、車で20分から30分山道を走ったところです。周辺地域は、特に高齢化が進み、住民の皆さんほとんどが高齢です。山道は細く、乗っていく観光バスでは入れないので、ボランティアセンターで用意していただいた、マイクロバスで行くことになります。

●被害の様子…集落の横を流れる北山川の水位が大幅に上昇し、集落が水没しました。幸い人的な被害はなかったものの、いくつかの家は壊れ家屋のほとんどが浸水しました。
川沿いの電柱のてっぺんに流れ着いたビニールが引っかかっている程です。
しかし、壊滅的な破壊や人的被害がなかったので、自衛隊は入っていません。
被災後2週間ちかく経ち、復旧も進んで来ました。
長く続いた断水も、9月12日にようやく復旧したとの事です。

●活動内容…集落の周辺は、流れ着いた大量の流木やゴミが散乱しているので、それらをゴミ袋に回収します。また、長く断水が続いていたために、泥水に浸かった家屋や家具のふきそうじがされておらず、掃除のお手伝いをすることも必要です。
なにぶん、高齢の方が多いので、片づけ等も思うに任せず困っておられるそうです。

●危険性について
増水の危険性…参加者の方からご質問がありましたので回答します。活動地が被災したのは、記録的な長時間の豪雨により川が増水したためで、危険は去りました。また、護岸堤防等が破壊されたのではないので、被害により活動地の危険性が増加しているという事ではありません。
道路の危険性…活動地までの道路については、被災当時は一部落石等がありましたが、危険な道路は行政の手によりすべて通行止めになっており、通行することはありません。(現在はほとんど解除されています) さらに、現地までの道路は、現地ボランティアセンターのスタッフにより安全が確認されています。また、周辺地域すべてではありませんが、コーディネータの萩野も実際に走行し確認しています。

●安全確保のためには活動中止もあります
ただし、天候により危険が生じた場合、あるいは危険が予測される場合には、活動中止や活動時間の短縮、活動地の変更もあることをご了承ください。