第3期伝統建築保存・活用マネーシャー上級講座の基礎講座、始まる

9月25日(日)10時から京都市景観・まちづくりセンターのワークショップルームで第3期伝統建築保存・活用マネーシャー上級講座の基礎講座の1回目が行われました。
講義に先立ち、永井規男会長からの挨拶、講座責任者の中川等副会長からのオリエンテーション、受講者の自己紹介が行われました。第3期上級講座の受講生は12名、登録文化財コース5名、保存・活用コース7名です。これから約一年間かけて自分の定めたテーマで建物等の研究を行い、2012年8月末の研究成果発表会で発表します。

第1回目は、石田潤一郎京都工芸繊維大学教授から「近代洋風建築の諸相」と題する講義と建物見学でした。午後の見学先は、松室重光設計、1901年( 明治34年)竣工、 木造平屋建、下見板張でロシア・ビザンティン建築の「京都ハリストス正教会」、新島譲が設計したとも言われる1878年(明治12年)竣工、木造2階建の「新島譲旧邸」、昭和天皇即位の礼を記念して計画が始まったため、当初は大礼記念京都美術館という名称であった「京都市美術館」。本館は前田健二郎設計、1933年(昭和8年)竣工。などを見学し、意見交換しました。(白)