淡路島に救援活動に行ってきました。

台風15号の影響により9月20日の深夜から淡路島を中心に大雨が降り、ところどころで水害の被害が発生しました。今回NVNADスタッフ1名と関西学院大学の関ゼミ生2名と一緒に、被害の大きかった淡路市志筑(しずき)地区に9月27日(火)夕方からレンタカーを借りて、28日(水)まで現地に救援活動に行ってきました。まず、27日夕方4時に西宮を出発し、阪神高速→第二神明→神戸淡路鳴門自動車道経由で、津名一宮ICで高速を降りました。夕方6時に淡路市社会福祉協議会に到着し、職員にお会いさせていただき、挨拶と共に被害状況をお聞きさせていただきました。志筑地区を中心に被害が広がっているとのこと、ボランティア数については、日によって多かったり少なかったりと波があるとのことでした。30分程度お話をさせていただき、また明日ボランティア活動に来ます、と言って別れ、宿泊先であるウェルネスパーク五色に向かいました。

翌28日は宿泊先を8時前に出発し8時30分に淡路市社会福祉協議会の建物の裏に設置されている災害ボランティアセンターに到着しました。そこでボランティアの受付を済ませ、活動の指示を待ちました。佐用町社会福祉協議会の職員グループが5名で来られていて、再会を喜び合う場面もありました。我々の活動先は、災害ボラセンから車で3分程度のところにある民家に決まりました。ワゴン車にシャベルやバケツ、一輪車や土のう袋などの資機材を積み込んで淡路市社協のスタッフに活動先まで送っていただきました。

9時過ぎから作業に取り掛かりました。作業内容は、民家の裏山が土砂崩れを起こして、土砂が側溝など家の回りにたくさん流れ込んで堆積しており、それをシャベルなどですくって土のう袋に入れていく作業を担当しました。約10mもある側溝に溜まった泥だし作業はとてもハードなものでしたが、関学生の若者が一人で半分以上の泥だしをやってくれました。途中からは稲美町社会福祉協議会のメンバー4名が合流して下さり、一緒に泥だしの作業を行いました。やってもやってもなかなか泥は少なくならず、とても大変な作業でした。12時になったので、一旦作業を中止して、昼食タイムをとりました。稲美町社会福祉協議会の方からお茶の差し入れをいただきました。ありがとうございました。

昼食後、また午前中の続きの作業を全員で行いました。側溝の泥だしは30分程度でなんとか終了し、その後、民家のまわりに流れ込んできている土砂の回収作業を行いました。途中から応援ボランティアさんが5〜6名また駆けつけてくださり、最終的には約15名のボランティアの皆さんと協力しながら土砂をシャベルで土のう袋に入れていく作業を行いました。これだけの人数がいたお蔭で、予定していた以上の作業ができ、午後3時前には一応依頼のあった側溝の泥だし作業と土砂の回収作業は終了することができました。

作業をさせていただいたお宅には、ジューシーというかわいい10歳の番犬がいて、ボランティアさんたちと休憩の合間に遊んでくれていました。ちなみにジューシーという名前の由来は、5年ほど前の10月4日にこのお宅に来たということで名づけられたとのことでした。とても愛想のあるこのジューシーはボランティアさんたちの癒しになっていました。午後3時作業を終えたボランティアさんたちは、お宅のお母さんに挨拶をして、また災害ボラセンに戻りました。9時過ぎから3時頃までとてもハードな作業内容でしたが、帰り際にお母さんが感謝の言葉を言われていて、少しでもお役にたてたのならよかったと思います。28日(水)のボランティア数は合計32名だったそうです。今週末の10月2日(日)には災害ボラセンは閉鎖する予定です。今回お世話になった淡路市社会福祉協議会の皆様には心よりお礼を申し上げます。これからも何らかの形で淡路市の皆様とも交流を図っていければと思っています。