Aさんは 2年生のお母さんです。
1学期 お子さんは
学校へ行きたくない
・・・どうにかして 行かせたい 思いから
お母さんは コーチングを講座で学び、
自分の立ち位置を 変えてみる 習慣を続けて
子どもさんへのコミュニケーションを 改善しました。
2学期の今 お子さんは 元気に学校へ通っています。
Aさんのご了解をいただいて 紹介します。
春は お母さんは、自分が何とかしなくちゃ。と
抱えていましたが、私とのコーチングセッションの中で
自分の気持ちを話して もらいました。
「私自身が 気持ちを 溜め込まないほうが 楽なんだな〜という感覚になりました。
困った時に話ができる 安心感 気持ちが落ちついてきます。
だから こどもも 何かあった時は 話を聞いてもらったほうがいいんだろうな〜
と思えます。
自分も こどもが抱えていることを 引き出してあげる立ち位置を
見つけられたらいいな と思います。」
親の立ち位置 子どもとの距離感でつかんだことは?
「こどもに対して こうしてほしい、というのがあって
でも いったんそれは脇に置いて、
この子自身が今同感じているか この子のことをもっと知りたいな!と
わたしが変わることが 意識的にする立ち位置なのかなと 感じてます。
まず そこが一歩と 思います。」
わたしは (今のあなたを)知らないから 知りたいな、ですね。」
「今まで 自分が子どものことを知っていると思っていたことは
本当のこども自身のことではなくて
私のことは知っているけれど、子どもがやりたいことや 考えていることとは
違うんだということ
自分とこどもは 違う人だし、違うことを考えている
それは当然のことなんだ、ということかと 思います。」
前も 違う人と思っていたと思いますが いかがですか?
「前は 頭だけで わかっていたんだと思いますね。
今は 私の考えを押し付けても、それは この子のためにはならない。
今は この子が 何を考えて どうしたいのかな?ということを 知りたいな、
って思いますね。
私と違う反応をしたり 考えを持っていることも だんだんわかってきたので
面白いな、随分違うんだな と感じられるように なりました。
あれ〜?そんな違うの?っと ショックだったこともありますけど
でも そのたびに 私の考えを押し付けたら この子がかわいそうだなと
思うようになりました。」
(わたしには、頭でなく 心でわかりたいという気持ちが 伝わります)
どうして そう思えるようになりましたか?
「私の考えを押し付けるうちに 子ども自身が 物事に対して いやになっていた、
行動を起こす気力を失くしていた、
それもあって
朝学校へ行きたくないな〜って それも原因だっただろうと思うので
実際 やりたくない事は いっぱいあって
だけど やらなきゃならいことも たくさんあって
大人は しょうがないなとやるけれども
子どもは まだ未熟で そこの一線が越えられない。
できるお子さんと比べたら いけないし
少しづつだけど、やらなきゃならいことを
乗り越えられるように なってきたので
彼の持っている力を 信じて 見守ってあげるのが 私の役目かな、と思います。
押し付けると かえって成長が後ろに戻ってしまう、
先に進むべきところが 止まるだけならまだしも 後ろに戻る感じがあったので
押し付けてはいけない とわかりました。」
信じて見守る・・・これがコーチングの基本姿勢です。
あなたは 課題を乗り越える力があるよ、
必要なときに 「どうしたの?」「あなたは どうしたいの?」と声をかけます。
その立ち位置の中で Aさんのお子さんは自分の意思で
動けるようになっていきました
(その2へ続く)
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子どもに困った状況があるほど 親は 子どもを動かしたくなります。
でも 困った状況が ある時は
親は
まず 子どもの気持ちを 理解してあげること 話を聞いてあげること
困っているのは 子ども自身ですから。
そして コミュニケーションを少し改善してね、という子どもからのサインと
捉えることも できます。
あなたは 困った状況の時 どうしていますか?
真綿のように柔らかい子どもの心を サポートする言葉と 親の立ち位置を
一緒に見つけて いきましょう。
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